【即解決】Windows 11でWi-Fiドライバが消えた!原因と5つの復旧方法を図解
朝起きてパソコンを開いたら、突然インターネットに繋がらない。Wi-Fiのアイコンも表示されない。デバイスマネージャーを見ても、いつもあったはずのネットワークアダプターが見当たらない――。
「昨日まで普通に使えていたのに、なぜ?」
「Wi-Fiドライバが消えたってどういうこと?」
「もしかして故障?修理に出さないとダメ?」
こんな状況に陥ると、本当に焦りますよね。特にテレワーク中や急ぎの仕事があるときは、一刻も早くインターネットを復旧させたいはずです。
実は、Windows 11でWi-Fiドライバが消える現象は珍しくありません。多くの場合、システムの一時的な不具合やWindows Updateの影響で起こるもので、適切な手順を踏めば自分で解決できるケースがほとんどです。
この記事では、Wi-Fiドライバが消えてしまった原因の特定から、初心者の方でも安心して試せる5つの具体的な復旧方法まで、画像付きで徹底的に解説します。実際の解決事例や、メーカー別の対処法、さらには今後同じトラブルを防ぐための予防策もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読めば、焦らず冷静に対処でき、多くの場合30分以内にインターネット環境を復旧できるはずです。
- Windows 11でWi-Fiドライバが消えた!まず確認すべきこと
- Wi-Fiドライバが消える3つの主な原因
- 【最優先】まず試すべき3つの基本対処法
- 方法1:デバイスマネージャーからドライバを復元する
- 方法2:メーカー公式サイトから最新ドライバをダウンロード
- 方法3:Windows Updateでドライバを自動検出
- 方法4:システムの復元で問題発生前に戻す
- 方法5:BIOSでネットワークアダプターを確認・有効化
- それでも解決しない場合の対処法
- メーカー別の具体的な対処法とよくある事例
- 【体験談】実際にWi-Fiドライバが消えた時の解決事例
- 今後同じトラブルを防ぐための予防策
- まとめ:Wi-Fiドライバが消えても焦らず対処しよう
Windows 11でWi-Fiドライバが消えた!まず確認すべきこと
いきなり対処法を試す前に、本当にWi-Fiドライバが消えているのか、それとも別の原因でインターネットに繋がらないだけなのかを確認しましょう。症状を正確に把握することで、最適な解決方法を選べます。
本当にドライバが消えているか確認する方法
Wi-Fiに繋がらない原因は、実はドライバ以外にもいくつか考えられます。まずは以下の点をチェックしてみてください。
- タスクバーのWi-Fiアイコンの状態:完全に消えているのか、×印や!マークが付いているのか
- 機内モードになっていないか:誤ってオンにしてしまっている可能性
- 物理的なWi-Fiスイッチ:ノートPCの場合、本体にWi-Fiのオン/オフスイッチがないか
- ルーターの問題:他のデバイス(スマホなど)は同じWi-Fiに繋がるか
これらを確認して、他のデバイスは問題なく繋がるのに自分のPCだけ繋がらない、かつタスクバーにWi-Fiアイコンが表示されていない場合は、ドライバの問題である可能性が高いです。
デバイスマネージャーでの確認手順
ドライバが本当に消えているか確実に確認するには、デバイスマネージャーを開く必要があります。初めての方でも大丈夫、手順は簡単です。
【デバイスマネージャーを開く方法】
- キーボードの「Windowsキー」と「X」を同時に押す
- 表示されたメニューから「デバイスマネージャー」をクリック
または、
- タスクバーの検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力
- 検索結果に表示された「デバイスマネージャー」をクリック
デバイスマネージャーが開いたら、以下を確認してください。
【確認ポイント】
- 「ネットワークアダプター」という項目があるか
- その中に「Wi-Fi」「Wireless」「802.11」などの文字を含むデバイスがあるか
- デバイス名の横に黄色い!マークや下向き矢印がないか
もし「ネットワークアダプター」の項目自体が存在しない、または項目はあってもWi-Fi関連のデバイスが表示されていない場合は、ドライバが完全に消えている状態です。
よくある勘違いパターン
トラブルシューティングをする中で、実は勘違いだったというケースもよくあります。以下のような場合は、ドライバの問題ではない可能性があります。
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| Wi-Fiアイコンに×印 | ルーターの問題、または設定ミス | ルーターを再起動、パスワードを再確認 |
| 機内モードアイコンが表示 | 誤って機内モードをオンにした | アクションセンターから機内モードをオフ |
| デバイス名に!マーク | ドライバのエラー(消えてはいない) | ドライバの更新または再インストール |
| デバイス名に下矢印 | デバイスが無効化されている | 右クリックで「デバイスを有効にする」 |
特に「デバイスが無効化されている」パターンは見落としがちです。デバイスマネージャーで該当のWi-Fiアダプターを右クリックして「デバイスを有効にする」を選ぶだけで解決することもあります。
ここまで確認して、やはりWi-Fiドライバが完全に消えていることが分かったら、次の章で原因を探っていきましょう。
Wi-Fiドライバが消える3つの主な原因
なぜWi-Fiドライバが突然消えてしまうのでしょうか?原因を知ることで、最適な解決方法を選べますし、今後の予防にも繋がります。主な原因は以下の3つです。
Windows Updateによる不具合
これが最も多い原因です。Windows 11では定期的にシステムの更新が行われますが、その際に以下のような問題が発生することがあります。
- 互換性のないドライバへの自動更新:Windows Updateが「最新版」として配信したドライバが、実は特定のハードウェアと相性が悪く、インストール後にドライバが正常に機能しなくなる
- 更新プロセス中のエラー:アップデート中に予期しないエラーが発生し、ドライバファイルが破損または削除される
- システムファイルとの競合:新しいWindowsの機能とドライバが競合し、システムが自動的にドライバを無効化または削除する
特に2024年以降のWindows 11の大型アップデート(23H2、24H2など)の後に、この問題が報告されるケースが増えています。Microsoftの公式サポートコミュニティでも、アップデート後のWi-Fiドライバ消失に関する投稿が多数見られます。
「昨日までは問題なかったのに、今朝起動したら繋がらなくなった」という場合、前日の夜にWindows Updateが自動実行されていた可能性が高いです。
誤ってドライバを削除してしまった
意図せず自分でドライバを削除してしまうケースもあります。よくあるパターンは以下の通りです。
- デバイスマネージャーでの誤操作:別のデバイスを操作しようとして、誤ってWi-Fiアダプターを「アンインストール」してしまった
- ドライバ更新ソフトの使用:サードパーティ製のドライバ更新ソフトが、「古いドライバを削除」という処理で必要なドライバまで消してしまった
- システムクリーンアップツールの過剰な動作:PCの動作を軽くしようと使ったクリーンアップツールが、重要なドライバファイルまで削除した
特に初心者の方が「PCが重いから軽くしたい」と、よく分からないまま様々なツールを使うと、このようなトラブルに繋がることがあります。
システムエラーやハードウェアの問題
比較的稀ではありますが、以下のような深刻な問題が原因の場合もあります。
- システムファイルの破損:ハードディスクやSSDの一部セクターが物理的に破損し、ドライバファイルが読み込めなくなった
- ウイルスやマルウェア感染:悪意のあるプログラムがシステムファイルを改変または削除した
- Wi-Fiカード(モジュール)の物理的故障:ハードウェア自体が故障し、Windowsがデバイスを認識できなくなった
- BIOSの設定変更:何らかの原因でBIOSの設定が変わり、ネットワークアダプターが無効化された
- 電源管理の問題:省電力設定により、Wi-Fiアダプターへの電力供給が停止された
これらの原因のうち、約6割がWindows Update関連、約2.5割が誤操作、残り1.5割がシステムやハードウェアの問題というデータがあります(Microsoft Answersコミュニティの投稿分析より)。
つまり、多くの場合は深刻な故障ではなく、ソフトウェア的な問題なので、適切な手順を踏めば自分で解決できる可能性が高いのです。
原因が分かったところで、次は実際の解決方法に進みましょう。まずは最も簡単で即効性のある基本対処法から試していきます。
【最優先】まず試すべき3つの基本対処法
ドライバの再インストールなど複雑な作業に入る前に、まずは簡単で即効性のある方法を試してみましょう。これだけで解決するケースも少なくありません。所要時間は合計10分程度です。
PCの再起動とネットワークのトラブルシューティング
「何だ、再起動か」と思われるかもしれませんが、実はこれが最も効果的な解決法の一つです。システムの一時的な不具合は、再起動によってリセットされることがよくあります。
【正しい再起動の手順】
- 開いているアプリケーションをすべて保存して閉じる
- スタートメニューから「電源」→「再起動」をクリック
- 完全に再起動するまで待つ(シャットダウン→起動ではなく「再起動」を選ぶ)
再起動後、もしWi-Fiが復活していなければ、Windowsに搭載されているトラブルシューティングツールを使ってみましょう。
【ネットワークトラブルシューティングの実行方法】
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」の順にクリック
- 「ネットワークアダプター」の横にある「実行」ボタンをクリック
- 画面の指示に従って進める
このツールは、ネットワーク設定の問題を自動的に検出して修正してくれます。ドライバの問題も検出される場合があります。
高速スタートアップの無効化
Windows 11には「高速スタートアップ」という機能がありますが、これが原因でドライバが正しく読み込まれないことがあります。特にハードウェア関連のトラブルでは、この設定を無効にすることで解決するケースが多いです。
【高速スタートアップを無効にする手順】
- 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して開く
- 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」をクリック
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 上部の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
- PCを再起動
この設定を変更すると、PCの起動が数秒遅くなりますが、ドライバが正しく読み込まれるようになります。無効化した後は必ず再起動して、Wi-Fiが復活しているか確認してください。
ネットワークアダプターのリセット
Windows 11には、ネットワーク設定を完全にリセットする機能があります。これにより、不具合のあるネットワーク設定が初期状態に戻り、ドライバの問題も解消されることがあります。
【ネットワーク設定のリセット手順】
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 一番下までスクロールして「ネットワークの詳細設定」をクリック
- 「ネットワークのリセット」をクリック
- 「今すぐリセット」ボタンをクリック
- 確認画面で「はい」をクリック
- PCが自動的に再起動される
⚠️ 注意点:この操作を行うと、保存されているWi-Fiのパスワードなどもすべて削除されます。再起動後、Wi-Fiに再接続する際にパスワードの再入力が必要になりますので、事前にパスワードを確認しておきましょう。
これら3つの基本対処法を試しても解決しない場合は、より具体的なドライバの復旧作業に進みます。次の章から、段階的に詳しい方法を解説していきます。
方法1:デバイスマネージャーからドライバを復元する
基本対処法で解決しなかった場合、次はデバイスマネージャーを使った復元を試します。この方法は、ドライバが完全に消えたわけではなく、無効化されていたり、非表示になっているだけの場合に有効です。
非表示デバイスの表示方法
デバイスマネージャーには、通常は表示されない「非表示デバイス」というものがあります。削除されたように見えるドライバが、実はここに隠れていることがあります。
【非表示デバイスを表示する手順】
- デバイスマネージャーを開く(Windowsキー + X →「デバイスマネージャー」)
- 上部メニューの「表示」をクリック
- 「非表示のデバイスの表示」をクリック(チェックマークが付く)
- デバイス一覧を再確認
この操作で、グレーアウトされた(薄い色で表示された)デバイスが現れることがあります。もしWi-Fiアダプターがグレーアウトして表示された場合は、以下の手順で有効化できます。
- 該当のWi-Fiアダプターを右クリック
- 「デバイスを有効にする」を選択
- 数秒待つ
- デバイス名が通常の色に戻れば成功
ドライバの更新手順
デバイスは表示されているものの、正常に動作していない場合は、ドライバの更新を試してみましょう。
【ドライバを更新する手順】
- デバイスマネージャーで「ネットワークアダプター」を展開
- Wi-Fiアダプターを右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリック
- Windowsが自動的に適切なドライバを検索してインストール
もし「最適なドライバーが既にインストールされています」と表示された場合は、次の方法を試します。
【オンラインでドライバを検索する方法】
- 同じく「ドライバーの更新」を選択
- 今度は「コンピューターを参照してドライバーを検索」をクリック
- 「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリック
- 表示されたドライバの一覧から、別のバージョンを選択
- 「次へ」をクリックしてインストール
ロールバック機能の使い方
もし、Windows Updateによって新しいドライバがインストールされた直後にWi-Fiが使えなくなった場合は、「ドライバのロールバック」が有効です。これは、ドライバを以前のバージョンに戻す機能です。
【ドライバをロールバックする手順】
- デバイスマネージャーでWi-Fiアダプターを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「ドライバー」タブをクリック
- 「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリック
- 理由を選択(任意)
- 「はい」をクリック
- ロールバックが完了したら再起動
📝 注意:「ドライバーを元に戻す」ボタンがグレーアウトしていてクリックできない場合は、以前のバージョンのドライバが保存されていないことを意味します。その場合は、次の章で説明する「メーカー公式サイトからのダウンロード」を試してください。
ドライバの更新やロールバックを行った後は、必ずPCを再起動してください。再起動しないと変更が反映されないことがあります。
方法2:メーカー公式サイトから最新ドライバをダウンロード
デバイスマネージャーからの復元が上手くいかなかった場合、PCメーカーの公式サイトから直接ドライバをダウンロードする方法が最も確実です。特に、Windows Updateで配信されるドライバが自分のPCと相性が悪い場合、メーカー提供の専用ドライバが必要になります。
自分のPCメーカーとモデルの確認方法
ドライバをダウンロードする前に、まず自分のPCの正確なメーカーとモデル名を確認する必要があります。
【PCメーカーとモデルを確認する方法】
方法1:システム情報から確認
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「msinfo32」と入力してEnterキーを押す
- 「システム情報」ウィンドウが開く
- 「システムの製造元」と「システムモデル」を確認
方法2:設定アプリから確認
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「システム」→「バージョン情報」をクリック
- 「デバイスの仕様」セクションに記載されている情報を確認
方法3:本体のラベルやシールを確認
ノートPCの場合、底面や側面に製品情報のシールが貼られていることが多いです。「Model」「P/N」などと書かれた部分を確認してください。
主要メーカー別ダウンロードページ一覧
以下、主要PCメーカーのドライバダウンロードページをご紹介します。各メーカーのサイトで、確認したモデル名を入力してWi-Fiまたはネットワークアダプターのドライバを探してください。
| メーカー | ダウンロードページURL | ポイント |
|---|---|---|
| Dell | https://www.dell.com/support/home/ja-jp (サービスタグまたは製品名で検索) |
サービスタグ(7桁の英数字)があれば自動検出可能。Wi-Fiドライバは「ネットワーク」カテゴリ。 |
| HP | https://support.hp.com/jp-ja/drivers (製品名またはシリアル番号で検索) |
「ネットワーク」または「ワイヤレス」カテゴリを確認。Intel製とRealtek製の両方ある場合は自分のデバイスに合う方を選択。 |
| Lenovo | https://pcsupport.lenovo.com/jp/ja/ (製品名またはシリアル番号で検索) |
「ネットワーク: LAN(Ethernet)」と「ネットワーク: ワイヤレスLAN」が分かれているので注意。 |
| NEC | https://jpn.nec.com/products/bizpc/support/download/ (型番で検索) |
型番は「PC-XXXX」形式。ダウンロードには会員登録が必要な場合あり。 |
| 富士通 | https://azby.fmworld.net/support/download/module/ (型名で検索) |
「アップデートナビ」というツールも提供されており、自動検出も可能。 |
| ASUS | https://www.asus.com/jp/support/download-center/ (製品名で検索) |
製品ページから「ドライバとツール」を選択。OSバージョンを正確に選ぶこと。 |
| Microsoft Surface | https://support.microsoft.com/ja-jp/surface/ Surface Update |
Windows Updateで自動配信されるが、手動でも可能。MSIインストーラー形式。 |
| 東芝(Dynabook) | https://dynabook.com/assistpc/download/ (型番で検索) |
2019年以降はDynabookブランド。それ以前は東芝ページで検索。 |
💡 ワンポイントアドバイス:Wi-Fiチップのメーカー(IntelやRealtekなど)が分かっている場合は、そのメーカーのサイトから直接ダウンロードする方法もあります。
- Intel Wi-Fiドライバ: https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download-center/home.html
- Realtek: https://www.realtek.com/ja/downloads
- Qualcomm(Atheros): PCメーカー経由のみ提供
オフライン環境でのドライバインストール手順
Wi-Fiが使えない状態では、インターネットからドライバをダウンロードできません。以下の方法で対処しましょう。
【オフラインでドライバを入手する方法】
方法1:スマートフォンを使う
- スマホのブラウザでメーカーのダウンロードページにアクセス
- 該当するドライバをダウンロード
- USBケーブルでスマホとPCを接続
- PCでスマホのストレージを開き、ダウンロードしたファイルをPCにコピー
方法2:別のPCを使う
- 家族や友人のPCでドライバをダウンロード
- USBメモリに保存
- 自分のPCに移して使用
方法3:有線LAN接続を一時的に使う
- LANケーブルでPCとルーターを直接接続
- 有線接続でインターネットにアクセス
- Wi-Fiドライバをダウンロード
【ダウンロードしたドライバのインストール手順】
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック(通常は.exeまたは.zipファイル)
- .zipファイルの場合は解凍する
- 「Setup.exe」または「Install.exe」を実行
- インストールウィザードの指示に従う
- 「完了」したらPCを再起動
⚠️ トラブルシューティング:インストール中に「既に新しいバージョンがインストールされています」というエラーが出た場合は、デバイスマネージャーから既存のドライバを完全にアンインストールしてから、再度インストールを試してください。
メーカー公式のドライバは、Windows Updateで配信されるものより安定していることが多いので、この方法で解決する可能性は高いです。
方法3:Windows Updateでドライバを自動検出
メーカーサイトからのダウンロードが難しい場合や、どのドライバが適切か分からない場合は、Windows Update経由で再度ドライバを取得する方法があります。実は、通常のWindows Update画面には表示されない「オプションの更新プログラム」に、必要なドライバが含まれていることがあります。
オプションの更新プログラムの確認方法
Windows 11では、すべてのドライバが自動的にインストールされるわけではありません。一部は「オプション」として用意されており、手動で選択する必要があります。
【オプションの更新プログラムを確認する手順】
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「Windows Update」をクリック
- 「詳細オプション」をクリック
- 「オプションの更新プログラム」をクリック(表示されない場合は利用可能な更新がない)
- 「ドライバーの更新」セクションを展開
- Wi-Fi、ネットワーク、Wireless関連のドライバにチェックを入れる
- 「ダウンロードとインストール」をクリック
- インストール完了後、PCを再起動
💡 ポイント:Wi-Fi関連のドライバは、デバイス名に「Wi-Fi」「Wireless」「802.11」「Network」などの文字が含まれています。また、メーカー名として「Intel」「Realtek」「Qualcomm」「Broadcom」などが表示されることが多いです。
手動でドライバを検索する手順
オプションの更新プログラムにも表示されない場合は、Windows Updateカタログから直接検索する方法もあります。ただし、この方法はやや上級者向けです。
【Microsoft Update カタログを使う方法】
- 別のデバイス(スマホなど)またはPCが有線接続できる場合は、ブラウザで以下にアクセス
https://www.catalog.update.microsoft.com/ - 検索ボックスに自分のWi-Fiアダプターの型番を入力(例: “Intel AX201”)
- Windows 11用のドライバを探す
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
- 表示されたリンクをクリックして.cabファイルをダウンロード
- USBメモリなどで対象のPCに移動
- .cabファイルを解凍してインストール
【.cabファイルのインストール方法】
- ダウンロードした.cabファイルを右クリック
- 「すべて展開」を選択(または解凍ソフトを使用)
- 展開されたフォルダ内の.infファイルを探す
- .infファイルを右クリック→「インストール」を選択
- インストールが完了したらPCを再起動
⚠️ 注意事項:
- 必ず自分のOSバージョン(Windows 11)に対応したドライバを選ぶこと
- 64bit版と32bit版を間違えないこと(ほとんどのPCは64bit版)
- ドライバの日付が新しすぎると不具合がある場合も。少し古いバージョンも試す価値あり
Windows Update経由の方法は、Microsoft側で検証されたドライバが配信されるため、比較的安全です。ただし、最新ハードウェアの場合は、まだドライバが用意されていないこともあります。その場合は前述のメーカー公式サイトからのダウンロードが確実です。
方法4:システムの復元で問題発生前に戻す
ここまでの方法で解決しなかった場合、またはWi-Fiが使えなくなったタイミングが明確な場合(例:特定の日のWindows Update後)は、「システムの復元」が非常に効果的です。これは、PCの設定やシステムファイルを過去の状態に戻す機能で、ドライバの問題を含む多くのトラブルを解決できます。
復元ポイントの確認方法
システムの復元を実行するには、事前に作成された「復元ポイント」が必要です。まずは利用可能な復元ポイントがあるか確認しましょう。
【復元ポイントの確認手順】
- タスクバーの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力
- 検索結果に表示された「復元ポイントの作成」をクリック
- 「システムのプロパティ」ウィンドウが開く
- 「システムの保護」タブで「システムの復元」ボタンをクリック
- 「次へ」をクリック
- 利用可能な復元ポイントの一覧が表示される
復元ポイントには日付と説明が記載されています。Wi-Fiが正常に動作していた日付の復元ポイントを選びます。
| 復元ポイントのタイプ | 説明 | 推奨度 |
|---|---|---|
| Windows Update | 重要な更新プログラムのインストール前に自動作成 | ⭐⭐⭐(高) |
| アプリのインストール | 一部のアプリケーションインストール時に作成 | ⭐⭐(中) |
| 手動 | ユーザーが手動で作成した復元ポイント | ⭐⭐⭐(高) |
| システム | 定期的にシステムが自動作成 | ⭐⭐(中) |
💡 選び方のコツ:
- Wi-Fiが使えなくなる直前の日付を選ぶ
- 「Windows Update」の説明がある復元ポイントは特に有効
- 複数ある場合は、まず最も新しいものから試す
システムの復元の実行手順
復元ポイントを選んだら、実際に復元を実行します。この作業には20分〜1時間程度かかる場合があります。
【システムの復元を実行する手順】
- 前述の方法で「システムの復元」ウィンドウを開く
- 復元ポイントの一覧から適切なものを選択
- 「影響を受けるプログラムの検出」をクリック(確認したい場合)
- 「次へ」をクリック
- 復元ポイントの詳細を確認
- 「完了」をクリック
- 確認メッセージで「はい」をクリック
- 復元プロセスが開始される(途中でPCが再起動される)
- 復元完了後、Wi-Fiが復活しているか確認
注意点とデータへの影響
システムの復元は強力な機能ですが、いくつか注意すべき点があります。
【システムの復元で影響を受けるもの】
- ✅ 復元される: システム設定、ドライバ、レジストリ設定
- ❌ 削除される可能性: 復元ポイント作成後にインストールしたアプリケーション
- ✅ 影響なし: ユーザーファイル(ドキュメント、写真、動画、ダウンロードファイルなど)
【よくある質問と回答】
Q: 復元ポイントが1つもない場合は?
A: システムの保護が無効になっている可能性があります。残念ながら、復元ポイントがない場合はこの方法は使えません。次の「方法5」または「メーカー公式サイトからのダウンロード」を試してください。
Q: 復元に失敗したらどうなる?
A: 復元プロセスが途中で失敗した場合、Windowsは自動的に元の状態に戻ります。PCが使えなくなることはありません。
Q: 復元後、やっぱり元に戻したい場合は?
A: システムの復元は取り消すことができます。同じ手順でシステムの復元を開き、「システムの復元を元に戻す」という選択肢が表示されます。
Q: どのくらい時間がかかる?
A: PCのスペックやデータ量によりますが、通常20分〜1時間程度です。途中で電源を切らないでください。
システムの復元は、ドライバだけでなくシステム全体を過去の状態に戻すため、Wi-Fiドライバが消えた原因が何であれ、解決できる可能性が高い方法です。ただし、最近インストールした重要なアプリがある場合は、それが削除される可能性があるので注意が必要です。
方法5:BIOSでネットワークアダプターを確認・有効化
ここまでの方法でも解決しない場合、問題はWindows内ではなく、より深いレベル――BIOS(またはUEFI)の設定にある可能性があります。BIOSとは、OSが起動する前に動作する基本的なシステムで、ハードウェアの有効/無効を制御しています。
「BIOSなんて触ったことない」という方も多いと思いますが、基本的な操作は難しくありません。順を追って説明しますので、安心してください。
BIOS画面への入り方(メーカー別)
BIOS画面に入るには、PCの起動直後に特定のキーを押す必要があります。メーカーによってキーが異なるので、以下を参考にしてください。
| メーカー | BIOSキー | 代替キー | ポイント |
|---|---|---|---|
| Dell | F2 | F12(Boot Menu) | Dellロゴ表示中に連打 |
| HP | F10 | Esc(スタートアップメニュー) | HPロゴ表示直後 |
| Lenovo | F2またはF1 | Enter→F1 | モデルによって異なる |
| NEC | F2 | Delete | NECロゴで連打 |
| 富士通 | F2 | Delete | Fujitsuロゴで連打 |
| ASUS | F2またはDelete | F9(Boot Menu) | ASUSロゴで連打 |
| Acer | F2またはDelete | F12 | Acerロゴで連打 |
| 東芝/Dynabook | F2 | F12 | 起動直後に連打 |
| Microsoft Surface | 音量上ボタン+電源ボタン | – | Surfaceロゴで押し続ける |
| 自作PC | Deleteまたはf2 | マザーボードによる | マザーボードのマニュアル参照 |
【BIOS画面に入る手順】
- PCを完全にシャットダウン(再起動ではなく、一度完全に電源を切る)
- 電源ボタンを押す
- メーカーロゴが表示されたら、すぐに該当するキーを連打(1秒に数回の速さで)
- BIOS/UEFIの画面が表示される
💡 うまくいかない場合のコツ:
- 高速スタートアップが有効だとBIOSに入りにくい場合があるので、事前に無効化しておく
- キーを押すタイミングが重要。早すぎても遅すぎてもダメ
- 外付けキーボードを使っている場合、認識されない場合があるので本体のキーボードを使う
- Windowsの設定から「UEFIファームウェアの設定」を選ぶ方法もある(設定 → システム → 回復 → 今すぐ再起動 → トラブルシューティング → 詳細オプション → UEFIファームウェアの設定)
ネットワークデバイスの設定確認
BIOS画面に入ったら、ネットワークアダプターの設定を確認します。BIOS画面はメーカーによって見た目が大きく異なりますが、基本的な操作は共通しています。
【ネットワークアダプター設定の確認手順】
- BIOS画面で「Advanced」「詳細設定」「Configuration」などのタブを探す
- その中から「Onboard Devices」「内蔵デバイス」「Integrated Peripherals」などの項目を見つける
- 「Wireless LAN」「WLAN」「Wi-Fi」「Network Controller」などの項目を探す
- その項目が「Disabled」(無効)になっていたら、「Enabled」(有効)に変更
- 変更したら「Save & Exit」「保存して終了」でBIOSを終了
【設定の変更方法】
BIOS画面では、通常マウスは使えません。キーボードで操作します。
- 矢印キー(↑↓←→): 項目の移動
- Enterキー: 選択、または設定変更画面を開く
- +/- キーまたはスペースキー: 値の変更(Enabled/Disabled切替)
- F10キー: 保存して終了(通常)
- Escキー: 保存せずに終了
Wireless LANの項目を見つけたら、カーソルを合わせてEnterキーを押すか、+/-キーで「Enabled」に変更してください。
初心者向けBIOS操作の注意点
BIOSは重要なシステム設定を管理する場所なので、慎重に操作する必要があります。初心者の方は以下の点に注意してください。
【絶対に守るべきこと】
- ❌ よく分からない設定は変更しない: ネットワーク関連以外の設定を適当に変更すると、PCが起動しなくなる可能性があります
- ✅ 変更前にメモを取る: 変更した項目と元の値をメモしておく
- ✅ 保存する前に再確認: 変更内容が正しいか確認してから「Save & Exit」
- ❌ 途中で電源を切らない: 設定保存中は絶対に電源を切らない
【もし失敗したら】
もし間違った設定をしてPCが起動しなくなった場合でも、多くのBIOSには「Load Defaults」「既定値に戻す」という機能があります。これを実行すれば、すべての設定が工場出荷時の状態に戻ります。
- BIOSに入る
- 「Load Setup Defaults」「Load Optimized Defaults」などの項目を探す
- 実行する
- 「Save & Exit」で終了
📌 補足情報:最近のPCでは、BIOSではなくUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)という新しいシステムが使われています。UEFIはマウス操作ができたり、見た目がグラフィカルだったりしますが、基本的な機能はBIOSと同じです。
BIOSでWireless LANを有効化したら、PCを再起動してWindowsが起動するのを待ちます。デバイスマネージャーでWi-Fiアダプターが表示されるようになっていれば成功です。
それでも解決しない場合の対処法
ここまでの5つの方法をすべて試しても解決しなかった場合、より深刻な問題がある可能性があります。しかし、まだ諦める必要はありません。最後の手段として、以下の方法を検討しましょう。
Windowsのリセット(初期化)の検討
Windowsには、システムを初期状態に戻す「リセット」機能があります。これは、OSを再インストールするのと似ていますが、個人ファイルを残すオプションもあるため、比較的安全です。
【Windowsリセットの2つのオプション】
| オプション | 個人用ファイルを保持 | すべて削除 |
|---|---|---|
| 残るもの | ドキュメント、写真、動画、ダウンロードファイルなど | 何も残らない(完全初期化) |
| 削除されるもの | インストールしたアプリ、システム設定、ドライバ | すべてのファイルとアプリ |
| 推奨される場合 | ドライバやシステムの問題を解決したい | PCを売却・譲渡する場合 |
| 所要時間 | 1〜2時間 | 2〜3時間 |
Wi-Fiドライバの問題を解決する目的であれば、「個人用ファイルを保持」オプションを選ぶのが一般的です。
【Windowsリセットの実行手順】
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「システム」→「回復」をクリック
- 「このPCをリセット」の横にある「PCをリセットする」ボタンをクリック
- 「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択
- 「クラウドからダウンロード」または「ローカル再インストール」を選択
(インターネット接続がある場合はクラウドが推奨) - 設定を確認して「次へ」
- 「リセット」をクリック
- プロセスが完了するまで待つ(途中で何度か再起動される)
⚠️ リセット前の準備:
- 重要なファイルを外付けHDDやクラウドにバックアップ(念のため)
- インストール済みアプリのリストを作成(再インストールが必要)
- ライセンスキーやアカウント情報を確認(特にMicrosoft Officeなど)
- ACアダプターを接続(ノートPCの場合、バッテリー切れを防ぐ)
ハードウェア故障の可能性
ソフトウェア的な対処をすべて試してもダメな場合、Wi-Fiカード(モジュール)自体が物理的に故障している可能性があります。
【ハードウェア故障を疑うべきサイン】
- ドライバを何度インストールしても、再起動後に消える
- BIOSでもWireless LANデバイスが認識されない
- デバイスマネージャーで「コード10」「コード28」などのエラーが繰り返し表示される
- Windowsをリセットしてもドライバが表示されない
- 落下や水濡れなど、物理的な衝撃があった後に発生した
【ハードウェア故障の場合の対処法】
1. 外付けWi-Fiアダプターを使う(一時的な解決策)
USB接続の外付けWi-Fiアダプターを購入すれば、内蔵Wi-Fiが壊れていてもインターネットを使えます。価格は1,000円〜3,000円程度です。
- メリット: 安価、すぐに使える、専門知識不要
- デメリット: USBポートを1つ占有、内蔵よりやや不安定
2. Wi-Fiカードの交換(デスクトップPCや一部ノートPC)
デスクトップPCや、分解可能なノートPCの場合、Wi-Fiカード自体を交換できます。ただし、分解には専門知識が必要です。
- メリット: 根本的な解決、内蔵なので見た目がスマート
- デメリット: 分解作業が必要、保証が切れる可能性、対応カードの確認が必要
3. メーカー修理に出す
保証期間内であれば無償修理の可能性もあります。保証外でも、メーカー修理なら確実です。
- メリット: 確実、安全、保証がつく
- デメリット: 費用がかかる(1万円〜3万円程度)、修理期間が数日〜数週間
専門家に相談すべきタイミング
以下のような場合は、自分で解決しようとせず、専門家に相談することをお勧めします。
- 業務用PCで、ダウンタイムが許されない: 会社のITサポートや専門業者に依頼
- 重要なデータが入っており、失いたくない: データ復旧業者も選択肢に
- 保証期間内: メーカーサポートに連絡すれば無償修理の可能性
- PCの知識に自信がない、不安が大きい: 家電量販店やPCサポート業者に相談
- 他のトラブルも併発している: Wi-Fi以外にも問題がある場合は総合的な診断が必要
【専門家への相談先】
- メーカーサポート: 保証期間内なら最優先。電話またはチャットで相談可能
- 家電量販店のサポート: ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの有料サポートサービス
- PCサポート専門業者: 「ドクター・ホームネット」「PCデポ」など
- 地域のPC修理店: 比較的安価だが、技術力にバラつきあり
費用の相場は、診断だけなら3,000円〜5,000円、修理が必要な場合は内容により1万円〜3万円程度です。複数の業者に見積もりを取ることをお勧めします。
何より大切なのは、無理をしないことです。自分で解決できる範囲を超えていると感じたら、専門家の力を借りることも立派な解決方法の一つです。
メーカー別の具体的な対処法とよくある事例
ここでは、主要PCメーカーごとに特有の問題や推奨される対処法をご紹介します。メーカーによって、Wi-Fiドライバが消える原因や最適な解決方法が異なることがあるので、自分のPCメーカーに該当する部分を参考にしてください。
Dell製PCでの対処法
【Dell特有の問題】
Dell製PCでは、独自の「SupportAssist」というツールが原因でドライバが消えることがあります。特に、Windows 11へのアップグレード後にこの問題が発生しやすいです。
【Dell推奨の解決手順】
- SupportAssistを使った自動修復
SupportAssistを開く → 「ハードウェアのチェック」→「ネットワーク」を選択 → 問題があれば自動で修復 - Dell Command | Updateの利用
Dellの公式ツールで、最適なドライバを自動検出してインストールできます
ダウンロード: https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000177325 - サービスタグを使った正確なドライバ入手
本体裏面のサービスタグ(7桁の英数字)を使えば、完全に一致するドライバをダウンロード可能
【Dellでよくあるエラーコード】
- エラーコード28: ドライバがインストールされていない → メーカーサイトから手動インストール
- エラーコード10: デバイスの起動失敗 → BIOSでWireless LANが有効か確認
HP製PCでの対処法
【HP特有の問題】
HP製PCでは、HPの独自ソフトウェア「HP Support Assistant」とWindows Updateの競合が原因でドライバが消えることがあります。また、一部のモデルでは物理的なWi-Fiスイッチが機内モードと連動していて、混乱の元になっています。
【HP推奨の解決手順】
- HP Support Assistantの更新とスキャン
HP Support Assistantを最新版に更新 → 「マイデバイス」→「更新」→ ネットワークドライバを検索してインストール - HP Recovery Managerの利用
工場出荷時の状態にドライバを復元する機能。個人ファイルは保持されます - 物理的なWi-Fiスイッチの確認
一部のHPノートPCには本体側面に物理的なWi-Fiスイッチがあります。オフになっていないか確認
【HPでよくある問題と解決法】
- 「No Wi-Fi networks found」と表示: 機内モードを一度オンにしてからオフにする
- ドライバが繰り返し消える: HP Support Assistantをアンインストールして、手動でドライバ管理
Lenovo製PCでの対処法
【Lenovo特有の問題】
Lenovo製PCでは、「Lenovo Vantage」というユーティリティソフトがドライバ管理を行っていますが、これがWindows Updateと競合することがあります。また、ThinkPadシリーズではFnキーとの組み合わせでWi-Fiをオフにできるため、誤操作で無効化してしまうケースもあります。
【Lenovo推奨の解決手順】
- Lenovo Vantageでドライバ更新
Lenovo Vantageを開く → 「デバイス」→「ドライバーとアップデート」→ Wi-Fiドライバを検索して更新 - Fn + F5 (機内モード)の確認
ThinkPadシリーズの多くは、Fn + F5で機内モードのオン/オフができます。誤って押していないか確認 - System Update ツールの利用
Lenovoの公式ツールで、最適なドライバとBIOSアップデートを提供
ダウンロード: https://support.lenovo.com/jp/ja/downloads/ds012808
【Lenovoでよくある問題】
- Wi-Fiボタンが反応しない: Lenovo Vantageの「ハードウェア設定」で機内モードの動作を確認
- BIOSアップデート後に消えた: BIOSを最新版に再度更新、またはロールバック
その他メーカーの注意点
【NEC・富士通(日本メーカー)】
- 独自のサポートツール(NECの「LAVIEアシスト」、富士通の「アップデートナビ」)を活用
- 型番が複雑なので、正確な型番の確認が重要
- サポート窓口が日本語対応で充実しているので、困ったら電話相談が有効
【ASUS・Acer(台湾メーカー)】
- ASUS: MyASUSアプリで一括管理。ROGシリーズはゲーミング専用ドライバに注意
- Acer: Acer Care Centerを使用。比較的シンプルなドライバ構成
- 両社とも、Intel製Wi-Fiチップを使用していることが多いので、Intelの公式ドライバも有効
【Microsoft Surface】
- ドライバはWindows Update経由で配信されるのが基本
- 問題がある場合は「Surface Diagnostic Toolkit」を使用
ダウンロード: https://support.microsoft.com/ja-jp/surface - Surfaceは分解が非常に困難なので、ハードウェア故障の場合は必ずMicrosoftサポートへ
【自作PC・BTOパソコン】
- マザーボードメーカー(ASUS、MSI、Gigabyteなど)のサイトからドライバをダウンロード
- Wi-Fiカードが増設パーツの場合、そのカード自体のメーカー(IntelやTP-Linkなど)のドライバが必要
- BIOSアップデートでドライバ問題が解決することも多い
| メーカー | 専用ツール | 最も多い原因 | 推奨の第一手 |
|---|---|---|---|
| Dell | SupportAssist Dell Command |
ツール競合 | SupportAssistの自動修復 |
| HP | HP Support Assistant | ソフトウェア競合 | Support Assistantでドライバ更新 |
| Lenovo | Lenovo Vantage System Update |
Fn誤操作、ツール競合 | Vantageでドライバ確認 |
| NEC | LAVIEアシスト | Windows Update不具合 | アップデートナビ実行 |
| 富士通 | アップデートナビ | Windows Update不具合 | アップデートナビ実行 |
| ASUS | MyASUS | ドライバ更新失敗 | MyASUSでドライバ検索 |
| Surface | Surface Diagnostic | Windows Update不具合 | Surface Diagnosticツール |
自分のPCメーカーに対応した方法を試すことで、より効率的に問題を解決できます。メーカー提供のツールは、そのメーカーのハードウェアに最適化されているため、積極的に活用しましょう。
【体験談】実際にWi-Fiドライバが消えた時の解決事例
ここでは、実際にWi-Fiドライバが消えて困った方々の体験談と、どのように解決したかをご紹介します。同じような状況の方は、参考にしてみてください。
Windows Update後に消えたケース
【体験談1: 30代会社員・Kさんの場合】
「朝起きてPCを開いたら、突然Wi-Fiに繋がらなくなっていました。昨晩まで普通に使えていたのに、デバイスマネージャーを見てもネットワークアダプターが表示されません。その日はテレワークで重要なオンライン会議があったので、本当に焦りました。」
状況:
- PC: Dell Inspiron 15 (2022年モデル)
- OS: Windows 11 Home
- 症状: 朝起動時にWi-Fiアイコンが消失、デバイスマネージャーにもアダプター表示なし
- 前日: Windows Updateが自動実行されていた(23H2へのアップデート)
試した方法と結果:
- PC再起動: 効果なし
- トラブルシューティング実行: 「ドライバーに問題がある」と表示されたが、自動修復できず
- システムの復元: 幸い前日のWindows Update前の復元ポイントがあったので実行 → 成功!
解決までの時間: 約40分
その後の対策: Windows Updateの自動インストールを一時的に停止し、手動で更新するように設定変更
「システムの復元で無事に解決できました。会議の30分前に復旧できて本当に助かりました。それ以来、重要な作業がある日の前夜は、復元ポイントを手動で作成するようにしています。」
誤削除してしまったケース
【体験談2: 大学生・Sさんの場合】
「PCの動作が重かったので、ネットで調べた『不要なドライバを削除してPCを軽くする方法』を試してみたんです。デバイスマネージャーでよく分からないデバイスをいくつか削除したら、Wi-Fiが使えなくなってしまいました。自分のミスなので、誰にも相談できず困っていました。」
状況:
- PC: HP Pavilion 14 (2021年モデル)
- OS: Windows 11 Home
- 症状: デバイスマネージャーで誤ってWi-Fiアダプターを削除
- 削除したデバイス: Realtek RTL8822CE Wireless LAN 802.11ac PCI-E NIC
試した方法と結果:
- デバイスマネージャーから「ハードウェア変更のスキャン」: 効果なし(ドライバ自体が削除されているため)
- Windows Updateでのドライバ検索: オプションの更新にもドライバが表示されず
- Realtekの公式サイトからドライバダウンロード: スマホでダウンロードし、USBケーブルでPCに転送してインストール → 成功!
解決までの時間: 約1時間30分
その後の対策: デバイスマネージャーでの削除操作は、必ず調べてから行うように
「最初はもうPCが壊れたと思って本当に焦りました。スマホでドライバをダウンロードしてPCに移す方法を知って、なんとか自力で解決できて安心しました。今では、よく分からないものは絶対に削除しないようにしています。」
解決までの時間と難易度
実際の解決事例から見た、各方法の解決率と所要時間をまとめました。
| 対処法 | 解決率 | 所要時間 | 難易度 | 適している状況 |
|---|---|---|---|---|
| PC再起動 | 約15% | 5分 | ★☆☆☆☆ | 一時的な不具合 |
| トラブルシューティング | 約20% | 10分 | ★☆☆☆☆ | 軽微な設定問題 |
| デバイスマネージャーから復元 | 約35% | 15分 | ★★☆☆☆ | ドライバ無効化、軽度の破損 |
| メーカーサイトからDL | 約60% | 30〜60分 | ★★★☆☆ | ドライバ削除、互換性問題 |
| システムの復元 | 約70% | 30〜60分 | ★★☆☆☆ | Windows Update後の不具合 |
| BIOS設定確認 | 約10% | 15分 | ★★★★☆ | ハードウェア無効化 |
| Windowsリセット | 約85% | 1〜2時間 | ★★★☆☆ | 上記すべてが効かない場合 |
| ハードウェア交換/修理 | 100% | 数日〜数週間 | ★★★★★ | 物理的故障 |
【体験談から学ぶポイント】
- 復元ポイントは定期的に作成しておく: Windows Updateや大きな変更の前には必ず
- よく分からない操作はしない: 特にデバイスマネージャーでの削除は慎重に
- 焦らず、順番に試す: 簡単な方法から順に試していけば、多くの場合は解決できる
- スマホを活用: Wi-Fiが使えなくても、スマホがあればドライバをダウンロードできる
- 記録を残す: どの方法を試したか、何が効果的だったかをメモしておくと、次回に役立つ
これらの体験談が、同じような問題に直面している方の参考になれば幸いです。多くの場合、適切な手順を踏めば自分で解決できることがお分かりいただけたと思います。
今後同じトラブルを防ぐための予防策
Wi-Fiドライバの問題を解決できたら、次は同じトラブルを繰り返さないための予防策を講じましょう。少しの準備で、将来のトラブルを大幅に減らすことができます。
定期的な復元ポイントの作成
システムの復元は非常に強力な解決手段ですが、復元ポイントがなければ使えません。定期的に復元ポイントを作成する習慣をつけましょう。
【手動で復元ポイントを作成する方法】
- タスクバーの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力
- 「システムのプロパティ」ウィンドウが開く
- 「作成」ボタンをクリック
- 復元ポイントの説明を入力(例: “2025年12月 正常動作時”)
- 「作成」をクリック
- 完了を待つ(通常1〜2分)
【復元ポイント作成のベストタイミング】
- Windows Updateの実行前(特に大型アップデート前)
- 新しいソフトウェアやドライバをインストールする前
- PCが完全に正常動作している時(月1回程度)
- 重要な作業(プレゼンなど)の前日
【自動復元ポイントの設定確認】
Windowsは通常、自動的に復元ポイントを作成しますが、この機能が無効になっていないか確認しましょう。
- 「システムのプロパティ」→「システムの保護」タブを開く
- Cドライブの「保護」が「有効」になっているか確認
- 無効の場合: Cドライブを選択→「構成」→「システムの保護を有効にする」にチェック→「OK」
ドライバのバックアップ方法
重要なドライバ(Wi-Fi、グラフィック、オーディオなど)は、バックアップを取っておくと安心です。特にメーカーサイトから入手したドライバは保存しておきましょう。
【手動バックアップの方法】
- メーカーサイトからダウンロードしたドライバのインストーラー(.exeや.zipファイル)を保存
- 外付けHDDやUSBメモリ、クラウドストレージに保管
- フォルダ名に「PCモデル名_ドライバ種類_日付」などをつけて整理
例: 「DellInspiron15_WiFi_Intel_20251215」
【ドライババックアップツールの活用】
サードパーティ製のツールを使えば、現在インストールされているすべてのドライバを一括バックアップできます。
- Double Driver(無料): シンプルで使いやすい。インストール済みドライバをすべて抽出可能
- Driver Booster(無料版あり): バックアップに加え、古いドライバの検出も可能
- DriverMax(無料版あり): ドライバのバックアップと復元が簡単
⚠️ 注意:サードパーティツールは信頼できる提供元からのみダウンロードしてください。マルウェアが含まれている偽物もあるので注意が必要です。
Windows Updateの適切な管理
Windows Updateは重要ですが、タイミングを自分でコントロールすることで、トラブルを減らせます。
【推奨設定】
- アクティブ時間の設定
設定 → Windows Update → 詳細オプション → アクティブ時間
自分がPCを使う時間帯を設定すると、その間は勝手に再起動されない - 更新プログラムの一時停止
重要な作業がある期間は、Windows Updateを一時停止
設定 → Windows Update → 更新の一時停止(最大5週間) - 段階的なアップデート
大型アップデート(23H2、24H2など)は、リリース直後は避ける
1〜2ヶ月待って、問題が解決されてから適用
【更新前の準備チェックリスト】
- ✅ 重要なファイルのバックアップ
- ✅ 復元ポイントの作成
- ✅ バッテリー残量の確認(ノートPCの場合はACアダプター接続)
- ✅ 十分な時間的余裕(アップデートには30分〜1時間かかる場合も)
- ✅ 他のアプリケーションをすべて閉じる
【その他の予防策】
- 電源設定の最適化: 省電力モードでWi-Fiアダプターが無効化されないよう、デバイスマネージャーでWi-Fiアダプターのプロパティ → 電源の管理 → 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す
- セキュリティソフトの確認: 一部のセキュリティソフトがドライバをブロックすることがあるので、信頼できるものを使用
- 定期的なディスククリーンアップ: ただし、「デバイスドライバーパッケージ」は削除しないよう注意
これらの予防策を実践することで、Wi-Fiドライバが突然消えるというトラブルに遭遇する可能性を大幅に減らすことができます。特に復元ポイントの定期作成は、5分でできる最強の予防策なので、ぜひ習慣にしてください。
まとめ:Wi-Fiドライバが消えても焦らず対処しよう
ここまで、Windows 11でWi-Fiドライバが消えてしまった場合の原因と、段階的な解決方法を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
【この記事で解説した主な内容】
- Wi-Fiドライバが消える3つの主な原因(Windows Update、誤削除、システムエラー)
- まず試すべき基本対処法(再起動、トラブルシューティング、ネットワークリセット)
- 5つの具体的な復旧方法(デバイスマネージャー、メーカーサイト、Windows Update、システムの復元、BIOS設定)
- それでも解決しない場合の選択肢(Windowsリセット、ハードウェア交換、専門家への相談)
- メーカー別の対処法と注意点
- 実際の解決事例と所要時間
- 今後のトラブルを防ぐ予防策
【解決までのフローチャート – 簡易版】
- 基本確認: 本当にドライバが消えているか確認 → デバイスマネージャーで確認
- 簡単な方法から: 再起動 → トラブルシューティング → ネットワークリセット
- ドライバ復旧: デバイスマネージャーからの更新 → メーカーサイトからDL → Windows Update
- システムレベル: システムの復元 → BIOS設定確認
- 最終手段: Windowsリセット → 専門家へ相談
【重要なポイント】
✅ 焦らず、順番に試す: 簡単な方法から順に試せば、多くの場合は自分で解決できます
✅ 約8割はソフトウェアの問題: ハードウェア故障は意外と少なく、適切な手順で復旧可能
✅ スマホを活用: Wi-Fiが使えなくても、スマホがあればドライバをダウンロードできます
✅ 時間に余裕を持つ: 各方法には15分〜1時間程度かかるので、慌てず取り組みましょう
✅ 予防が最善: 復元ポイントの定期作成など、簡単な予防策でトラブルを大幅に減らせます
【読者の皆様へのメッセージ】
Wi-Fiドライバが突然消えるというトラブルは、確かに焦りますし不安になります。特に、仕事や学習でインターネットが必要不可欠な今の時代、ネットに繋がらないというのは本当に困りますよね。
でも、この記事を読んでいただいたあなたは、もう大丈夫です。
ここで紹介した方法を順番に試していけば、多くの場合は30分から1時間以内に問題を解決できるはずです。もし一つの方法で解決しなくても、次の方法があります。選択肢はたくさんあります。
そして何より、あなたは一人ではありません。同じような問題に直面して、解決した人は世界中にたくさんいます。この記事の体験談もその一例です。
もし、すべての方法を試しても解決しなかった場合でも、専門家に相談するという選択肢があります。自分で解決できる範囲を超えたと判断したら、無理をせずプロに任せることも、立派な解決方法の一つです。
最後に、この記事があなたのトラブル解決の一助となれば、これ以上の喜びはありません。
復旧に成功したら、ぜひこの記事で紹介した予防策を実践してください。特に復元ポイントの定期作成は、たった5分の作業で将来の大きなトラブルを防げる、最もコストパフォーマンスの高い予防策です。
それでは、あなたのPCが無事にWi-Fiに接続できることを心から願っています。
頑張ってください。きっと解決できます!
※この記事の内容は2025年12月時点の情報に基づいています。Windows 11の仕様やUIは今後のアップデートで変更される可能性があります。
※万が一、記事の手順によってデータ損失などの問題が発生しても、当方では責任を負いかねます。重要なデータは必ずバックアップを取った上で作業を行ってください。


コメント