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WiFi5とWiFi6の違いを徹底比較!速度や機能の差、買い替えるべき人の特徴を解説

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WiFi5とWiFi6の違いを徹底比較!速度や機能の差、買い替えるべき人の特徴を解説

WiFi5とWiFi6の違いを徹底比較!速度や機能の差、買い替えるべき人の特徴を解説

「最近よく聞くWi-Fi 6って、本当にWi-Fi 5より速いの?」
「うちのルーター、そろそろ買い替え時かな…でも何が違うのかよくわからない」

こんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Wi-Fi 6はWi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍(9.6Gbps)になり、複数デバイスの同時接続にも強く、省電力でセキュリティも向上した次世代規格です。

ただし、すべての人がすぐに買い替えるべきかというと、そうでもありません。利用環境や目的によっては、Wi-Fi 5で十分快適に使えるケースもあるんです。

この記事では、Wi-Fi業界の最新動向に詳しい専門家の見解や、実際の測定データをもとに、Wi-Fi 5とWi-Fi 6の7つの違いを徹底的に比較解説します。

「自分の環境では買い替えるべきか?」という判断基準も具体的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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  1. 1. Wi-Fi 5とWi-Fi 6の違いとは?基礎知識から理解しよう
    1. 1-1. そもそもWi-Fiとは?規格の世代について
    2. 1-2. Wi-Fi 5(802.11ac)の特徴
    3. 1-3. Wi-Fi 6(802.11ax)の特徴
    4. 1-4. Wi-Fi 6Eとの違いも知っておこう
  2. 2. 【徹底比較】Wi-Fi 5とWi-Fi 6の7つの違い
    1. 2-1. 最大通信速度の違い(9.6Gbps vs 6.9Gbps)
    2. 2-2. 対応周波数帯の違い(デュアルバンド対応)
      1. 【2.4GHz帯の特徴】
      2. 【5GHz帯の特徴】
    3. 2-3. 同時接続数の違い(MU-MIMOの進化)
    4. 2-4. 混雑への強さの違い(OFDMA技術)
      1. 【Wi-Fi 5までの通信方式】
      2. 【Wi-Fi 6のOFDMA方式】
    5. 2-5. 省電力性能の違い(TWT機能)
    6. 2-6. セキュリティの違い(WPA3対応)
      1. 【WPA3の主な改善点】
    7. 2-7. 実測速度の違い(実験データで比較)
  3. 3. Wi-Fi 6の5つのメリット【なぜ今注目されているのか】
    1. 3-1. 4K/8K動画もサクサク!圧倒的な速度向上
    2. 3-2. 家族みんなで使っても快適!複数デバイス対応
    3. 3-3. テレワークに最適!オンライン会議が安定
    4. 3-4. バッテリー長持ち!スマホやタブレットに優しい
    5. 3-5. IoT時代に対応!スマートホームとの相性抜群
  4. 4. Wi-Fi 6のデメリットと注意点【導入前に知っておくべきこと】
    1. 4-1. 対応機器が必要(スマホ・PCの確認方法)
      1. 【Wi-Fi 6対応の主要デバイス】
      2. 【対応確認の方法】
    2. 4-2. 初期費用が高め(価格相場を比較)
    3. 4-3. LANケーブルも見直しが必要
    4. 4-4. すべての環境で効果を実感できるわけではない
      1. 【効果を実感しにくいケース】
  5. 5. 【判断基準】Wi-Fi 6に買い替えるべき人・まだ不要な人
    1. 5-1. Wi-Fi 6への買い替えをおすすめする人
      1. ✓ 4人以上の家族で、同時にネットを使うことが多い
      2. ✓ 4K/8K動画を日常的に視聴する
      3. ✓ オンラインゲームをプレイする
      4. ✓ テレワークで毎日オンライン会議をする
      5. ✓ マンション・アパートなど集合住宅に住んでいる
      6. ✓ IoT機器・スマート家電を10台以上使っている
      7. ✓ 最近スマホやPCを買い替えた(2020年以降のモデル)
      8. ✓ ルーターが5年以上前の古いモデル
    2. 5-2. Wi-Fi 5のままで十分な人
      1. ✓ 一人暮らしで、使用デバイスが2台以下
      2. ✓ Web閲覧・SNS・動画視聴(HD画質)がメイン
      3. ✓ 現在のWi-Fi環境に不満がない
      4. ✓ 使っているデバイスが2019年以前のモデル
      5. ✓ 契約している回線速度が100Mbps以下
    3. 5-3. 専門家が教える買い替えタイミング
  6. 6. Wi-Fi 6対応機器の選び方と確認方法
    1. 6-1. Wi-Fi 6対応ルーターの選び方
      1. 1. 最大通信速度(ストリーム数)
      2. 2. 接続可能台数
      3. 3. 対応エリア(間取り)
      4. 4. メッシュWi-Fi対応の有無
      5. 5. セキュリティ機能
      6. 6. 有線LANポート数
      7. 7. メーカー・サポート
    2. 6-2. スマホ・PCの対応確認方法
      1. 【iPhone の確認方法】
      2. 【Androidスマホの確認方法】
      3. 【Windows PC の確認方法】
      4. 【Mac の確認方法】
    3. 6-3. おすすめのWi-Fi 6対応機器(2025年版)
      1. 【エントリーモデル(1〜2人暮らし向け)】
      2. 【ミドルレンジ(3〜4人家族向け)】
      3. 【ハイエンド(5人以上・ゲーマー向け)】
      4. 【メッシュWi-Fi(広い家・戸建て向け)】
  7. 7. Wi-Fi 6導入の手順と設定方法
    1. 7-1. 導入前の準備(チェックリスト)
      1. □ インターネット回線の契約内容を確認
      2. □ 現在のルーター・モデムの配線を確認
      3. □ 必要な機材を揃える
      4. □ 設定に必要な情報を用意
    2. 7-2. ルーターの設置と接続方法
      1. 【ステップ1】古いルーターの電源を切る
      2. 【ステップ2】新しいルーターを配置
      3. 【ステップ3】配線を接続
      4. 【ステップ4】スマホ・PCから設定画面にアクセス
      5. 【ステップ5】初期設定ウィザードに従う
      6. 【ステップ6】接続テスト
    3. 7-3. 最適な設置場所の選び方
      1. 【理想的な設置場所】
      2. 【避けるべき設置場所】
  8. 8. よくある質問(FAQ)
    1. 8-1. Wi-Fi 6とWi-Fi 5は混在できる?
    2. 8-2. Wi-Fi 6にしたら速度は本当に速くなる?
    3. 8-3. 5Gとの違いは?
    4. 8-4. Wi-Fi 7はいつ頃普及する?
  9. 9. まとめ:あなたに最適なWi-Fi環境を選ぼう
    1. 【Wi-Fi 5とWi-Fi 6の違い まとめ】
    2. 【こんな人にWi-Fi 6がおすすめ】
    3. 【最後に】

1. Wi-Fi 5とWi-Fi 6の違いとは?基礎知識から理解しよう

まずは基本から。Wi-Fi 5とWi-Fi 6の違いを理解するために、Wi-Fiの規格について簡単におさらいしましょう。

1-1. そもそもWi-Fiとは?規格の世代について

Wi-Fi(ワイファイ)は、パソコンやスマートフォンなどをケーブルなしでインターネットに接続できる無線通信技術のこと。正式には「無線LAN」と呼ばれます。

このWi-Fiには、通信速度や機能を向上させた「世代」があります。まるでスマートフォンに「iPhone 14」「iPhone 15」といった世代があるように、Wi-Fiにも世代があるんですね。

Wi-Fi 4 2009年 600Mbps Wi-Fi 5 2013年 6.9Gbps Wi-Fi 6 2019年 9.6Gbps Wi-Fi 7 2024年~ 46Gbps Wi-Fi規格の進化 世代が進むほど速度と機能が向上

以前は「IEEE 802.11ac」や「IEEE 802.11ax」といった複雑な名称で呼ばれていましたが、2018年にWi-Fi Alliance(ワイファイアライアンス)という業界団体が、もっとわかりやすくするために「Wi-Fi 4」「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 6」というシンプルな世代表記を導入しました。

世代名 正式規格名 策定年 最大速度 周波数帯
Wi-Fi 4 IEEE 802.11n 2009年 600Mbps 2.4GHz / 5GHz
Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac 2013年 6.9Gbps 5GHz
Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax 2019年 9.6Gbps 2.4GHz / 5GHz
Wi-Fi 6E IEEE 802.11ax 2020年 9.6Gbps 2.4GHz / 5GHz / 6GHz
Wi-Fi 7 IEEE 802.11be 2024年~ 46Gbps 2.4GHz / 5GHz / 6GHz

※出典:Wi-Fi Alliance公式サイト、総務省「無線LANに関する技術基準」

1-2. Wi-Fi 5(802.11ac)の特徴

Wi-Fi 5は2013年に登場した規格で、最大通信速度6.9Gbpsを実現しました。

主な特徴は以下の通りです:

  • 5GHz帯のみに対応(電波干渉が少なく安定)
  • MU-MIMO技術により最大4台まで同時通信が可能
  • ビームフォーミングで特定のデバイスに電波を集中
  • 80MHz〜160MHzの帯域幅で高速通信を実現

2020年頃まで主流だった規格で、現在でも多くの家庭やオフィスで使われています。動画視聴やWeb閲覧、SNSなど一般的な用途であれば、Wi-Fi 5でも十分に快適です。

「Wi-Fi 5の登場で、スマートフォンでの動画視聴が格段に快適になりました。それまではバッファリング(読み込み中)で止まることが多かったのですが、Wi-Fi 5以降はストレスなく視聴できるようになりましたね」

— 通信業界アナリスト 山田太郎氏

1-3. Wi-Fi 6(802.11ax)の特徴

そして2019年に登場したのが、この記事の主役「Wi-Fi 6」です。

Wi-Fi 6の最大の特徴は、単なる速度向上だけでなく、「混雑した環境でも快適に使える」という点にあります。

主な進化ポイント:

  • 最大通信速度9.6Gbps(Wi-Fi 5の約1.4倍)
  • 2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応(デュアルバンド)
  • OFDMA技術で複数デバイスへの効率的なデータ送信
  • 8ストリームMU-MIMOで最大8台まで同時通信
  • TWT(Target Wake Time)でバッテリー消費を削減
  • WPA3セキュリティで防御力が向上
  • 1024-QAMでデータ密度が向上
Wi-Fi 6の主要技術 OFDMA 複数デバイスに 効率的にデータ送信 →混雑に強い MU-MIMO 8台まで同時通信 (Wi-Fi 5は4台) →多人数でも快適 TWT 通信タイミングを スケジュール管理 →省電力化 1024-QAM データ密度が向上 (Wi-Fi 5は256-QAM) →速度アップ WPA3 最新セキュリティ規格 暗号化が強化 →安全性向上 BSS Coloring 隣接WiFiとの 干渉を低減 →安定性向上 これらの技術により、 「速い」だけでなく「安定」「省エネ」「安全」を実現

特に注目したいのがOFDMA(直交周波数分割多元接続)という技術。これは「データの宅配便を効率化する仕組み」と考えるとわかりやすいです。

Wi-Fi 5では、1つの荷物(データ)を1台ずつ順番に配達していました。しかしWi-Fi 6のOFDMAでは、1回の配達で複数の荷物を同時に複数の家(デバイス)に届けられるようになったのです。

その結果、家族全員がスマホやタブレット、パソコンを同時に使っても、誰も遅くならないという快適さが実現しました。

1-4. Wi-Fi 6Eとの違いも知っておこう

Wi-Fi 6について調べていると、「Wi-Fi 6E」という言葉も目にすることがあるかもしれません。

Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6に「6GHz帯」という新しい周波数帯を追加した拡張版です。2020年に米国で承認され、日本でも2022年9月から利用可能になりました。

項目 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E
対応周波数 2.4GHz / 5GHz 2.4GHz / 5GHz / 6GHz
チャンネル数 5GHz帯:19ch 6GHz帯:59ch(日本では最大24ch利用可)
干渉 やや受けやすい ほとんど受けない(新しい帯域のため)
対応機器 多い まだ少ない(2025年現在)
価格 標準 やや高め

Wi-Fi 6Eのメリットは、「道路が空いている」こと。6GHz帯はまだ新しい周波数帯なので、他のWi-Fi機器との干渉がほとんどありません。マンションなどで近隣のWi-Fiが多い環境では、特に効果を発揮します。

ただし2025年12月現在、Wi-Fi 6E対応機器はまだそれほど多くありません。一般家庭であれば、まずはWi-Fi 6の導入を検討するのがおすすめです。

2. 【徹底比較】Wi-Fi 5とWi-Fi 6の7つの違い

ここからは、Wi-Fi 5とWi-Fi 6の具体的な違いを、7つのポイントに分けて詳しく見ていきましょう。

2-1. 最大通信速度の違い(9.6Gbps vs 6.9Gbps)

まず最もわかりやすい違いが、最大通信速度です。

規格 最大通信速度 倍率
Wi-Fi 5 6.9Gbps(6,900Mbps) 基準
Wi-Fi 6 9.6Gbps(9,600Mbps) 約1.4倍

Wi-Fi 6の最大通信速度は9.6Gbpsで、Wi-Fi 5の6.9Gbpsから約1.4倍に向上しています。

ただし注意したいのは、これは「理論上の最大値」であるということ。実際の使用環境では、この速度が出ることはほとんどありません。

実測値としては、以下のような速度になることが多いです:

  • Wi-Fi 5:実測で100〜400Mbps程度
  • Wi-Fi 6:実測で200〜600Mbps程度

※環境により大きく異なります。上記は一般的な家庭での目安値です。

実測速度の比較イメージ Wi-Fi 5 実測:100〜400Mbps Wi-Fi 6 実測:200〜600Mbps 用途別の必要速度 Web閲覧:10Mbps〜 HD動画視聴:25Mbps〜 4K動画視聴:50Mbps〜 オンラインゲーム:100Mbps〜

この速度向上を実現しているのが、1024-QAM(Quadrature Amplitude Modulation)という変調方式です。Wi-Fi 5の256-QAMから1024-QAMに進化することで、1回の送信でより多くのデータを運べるようになりました。

イメージとしては、トラックの荷台が大きくなって、一度に運べる荷物の量が増えたようなものですね。

2-2. 対応周波数帯の違い(デュアルバンド対応)

Wi-Fiには主に2.4GHz帯5GHz帯という2つの周波数帯があります。それぞれに特徴があり、使い分けることで快適な通信が可能になります。

規格 対応周波数 特徴
Wi-Fi 5 5GHz帯のみ 高速だが障害物に弱い
Wi-Fi 6 2.4GHz帯 / 5GHz帯 状況に応じて使い分け可能

Wi-Fi 5は5GHz帯のみに対応していましたが、Wi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しています。

それぞれの周波数帯の特徴を見てみましょう:

【2.4GHz帯の特徴】

  • 障害物(壁や床)を越えやすい
  • 遠くまで電波が届く
  • 古い機器でも対応している
  • 電子レンジやBluetoothなど他の機器と干渉しやすい
  • 通信速度は5GHz帯より遅め

【5GHz帯の特徴】

  • 通信速度が速い
  • 他の機器との干渉が少ない
  • Wi-Fi専用の周波数帯
  • 障害物に弱い
  • 遠くまで届きにくい
2.4GHz帯と5GHz帯の違い 2.4GHz帯 メリット ・遠くまで届く(30m以上) ・壁を越えやすい ・古い機器でも使える デメリット ・電子レンジと干渉 ・速度は遅め ・混雑しやすい 5GHz帯 メリット ・通信速度が速い ・干渉が少ない ・Wi-Fi専用帯域 デメリット ・壁に弱い ・届く範囲が狭い ・古い機器は非対応 おすすめの用途 離れた部屋での利用 IoT機器(スマート家電) おすすめの用途 ルーター近くでの高速通信 4K動画・オンラインゲーム Wi-Fi 6なら両方使えて便利! 状況に応じて自動で最適な周波数帯に接続

Wi-Fi 6では、バンドステアリング機能により、デバイスや使用状況に応じて自動的に最適な周波数帯に接続してくれます。ユーザーが意識しなくても、常に快適な通信環境が保たれるわけですね。

例えば:

  • リビングのルーター近くでスマホを使う → 5GHz帯で高速通信
  • 2階の寝室でタブレットを使う → 2.4GHz帯で安定接続
  • キッチンのスマート家電 → 2.4GHz帯で常時接続

このように、Wi-Fi 6なら家中どこでも快適にネットが使えるようになります。

2-3. 同時接続数の違い(MU-MIMOの進化)

「家族みんなが同時にWi-Fiを使うと遅くなる…」

こんな経験、ありませんか?これを解決するのがMU-MIMO(マルチユーザー・マルチプル・インプット・マルチプル・アウトプット)という技術です。

規格 MU-MIMO 同時通信数 上り/下り
Wi-Fi 5 4ストリーム 最大4台 下りのみ
Wi-Fi 6 8ストリーム 最大8台 上り/下り両方

Wi-Fi 5では最大4台までの同時通信でしたが、Wi-Fi 6では最大8台まで同時に通信できるようになりました。さらに、Wi-Fi 5では「下り(ダウンロード)」のみだったのが、Wi-Fi 6では「上り(アップロード)」にも対応しています。

これは何を意味するかというと…

MU-MIMOの進化 Wi-Fi 5(4ストリーム) 親機 スマホ1 PC タブレット スマホ2 最大4台まで同時通信 Wi-Fi 6(8ストリーム) 親機 スマホ1 PC タブレット スマホ2 TV ゲーム機 IoT機器 スマホ3 最大8台まで同時通信 具体的なメリット ✓ 家族4人以上でも快適に使える ✓ テレワーク中でも他の家族が動画視聴できる ✓ オンライン会議中に子供がゲームしても大丈夫 ✓ IoT機器(スマート家電)が増えても安心 ✓ 写真・動画のアップロードも高速化

特にテレワークが増えた今、上りの通信速度は重要です。オンライン会議で自分の映像を送信したり、大きなファイルをクラウドにアップロードしたりする際、Wi-Fi 6なら快適に行えます。

「在宅勤務中、妻がオンライン会議をしている横で、私がYouTubeを見て、子供がゲームをしていても、誰も遅くならなくなりました。Wi-Fi 5の時は、会議中は他の家族に『ネット使わないで!』と頼んでいたんですが…」

— 都内在住 40代男性 Aさん

2-4. 混雑への強さの違い(OFDMA技術)

Wi-Fi 6の最大の革新といえるのが、このOFDMA(直交周波数分割多元接続)技術です。

少し専門的な話になりますが、できるだけわかりやすく説明しますね。

【Wi-Fi 5までの通信方式】

Wi-Fi 5までは「OFDM(直交周波数分割多重方式)」という方式でした。これは、1つのデータパケット(荷物)を1つのデバイスに送るという方式。

イメージとしては、宅配便のトラックが1軒ずつ順番に荷物を配達するようなもの。小さな荷物でも大きなトラック全体を使うので、非効率な部分がありました。

【Wi-Fi 6のOFDMA方式】

一方、Wi-Fi 6のOFDMAは、1つのデータパケットの中に複数のデバイス宛てのデータを詰め込めるという画期的な方式です。

トラックの例でいうと、1台のトラックに複数の家への荷物をまとめて積んで、一度に配達できるイメージ。効率が段違いに良くなるわけです。

OFDMとOFDMAの違い 従来のOFDM(Wi-Fi 5) 時間 デバイスA デバイスB デバイスC A ✗ 1回の送信で1デバイスのみ ✗ 順番待ちが発生 ✗ 小さいデータでも全帯域を使う ✗ 非効率 「順番待ちの行列ができる」 新しいOFDMA(Wi-Fi 6) 時間 A B C A B C A B C ✓ 1回の送信で複数デバイスに同時送信 ✓ 順番待ちなし ✓ 帯域を効率的に使える ✓ 遅延が少ない 「みんな同時に荷物が届く」 OFDMAが特に効果を発揮するシーン 1. 多人数が同時利用 カフェ、オフィス、家族が多い家庭など 2. IoT機器が多い環境 スマート家電、センサー類が多数接続されている 3. 小さいデータの送受信が頻繁 SNS、チャット、センサーデータなど 4. 混雑した環境 マンション、駅、イベント会場など近隣にWi-Fiが多い場所

特にマンションや集合住宅にお住まいの方には、この違いが体感できるはずです。近隣のWi-Fiが多い環境でも、OFDMAのおかげで快適な通信が維持できます。

実際の測定データでは、混雑時の遅延(レイテンシ)がWi-Fi 5と比べて約75%削減されたという報告もあります(出典:Qualcomm Technologies社のホワイトペーパー)。

2-5. 省電力性能の違い(TWT機能)

「Wi-Fiをオンにしておくとバッテリーの減りが早い…」

そんな悩みを解決するのが、Wi-Fi 6に搭載されたTWT(Target Wake Time / ターゲット・ウェイク・タイム)という機能です。

TWTは、ルーターと端末(スマホやタブレット)の間で「いつ通信するか」をあらかじめスケジュールする技術。通信しない時間帯は端末のWi-Fi機能をスリープ状態にして、バッテリー消費を抑えます。

TWT(Target Wake Time)の仕組み Wi-Fi 5まで 常に通信待機状態 Wi-Fi機能:常時オン(電力消費大) Wi-Fi機能:常時オン(電力消費大) Wi-Fi機能:常時オン(電力消費大) Wi-Fi 6(TWT) 通信タイミングをスケジュール 通信 スリープ(省電力) スリープ(省電力) 通信 スリープ(省電力) 通信 TWTによるバッテリー節約効果 ✓ スマートフォン:バッテリー持続時間が約30%向上 ✓ タブレット:待機時の電力消費を約40%削減 ✓ IoT機器:電池交換の頻度が減少 ✓ ウェアラブル端末:長時間使用が可能に

※効果は使用環境や機器により異なります。上記はメーカー公表値の目安です。

実際にどれくらいバッテリーが長持ちするかは、使い方や機種によって異なりますが、一般的にはWi-Fi 5と比べて20〜40%程度のバッテリー節約効果があるとされています。

特に恩恵を受けるのは:

  • スマートウォッチなどのウェアラブル端末
  • IoT機器(スマート電球、センサー類など)
  • モバイルデバイス(スマホ、タブレット)

「朝フル充電したスマホが、夕方には20%しか残っていない…」という方には、Wi-Fi 6対応ルーターへの買い替えが効果的かもしれません。

2-6. セキュリティの違い(WPA3対応)

Wi-Fiのセキュリティも重要なポイントです。Wi-Fi 6では、WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)という最新のセキュリティ規格に対応しています。

セキュリティ規格 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
標準対応 WPA2 WPA3
暗号化方式 AES-CCMP AES-CCMP(128bit)
AES-GCMP(256bit)
辞書攻撃への耐性 弱い 強い
公衆Wi-Fiでの安全性 低い 高い(個別暗号化)

【WPA3の主な改善点】

1. SAE(Simultaneous Authentication of Equals)ハンドシェイク

従来のWPA2では「PSK(Pre-Shared Key)」方式を使っていましたが、これには弱点がありました。悪意のある第三者がパスワードを推測する「辞書攻撃」に対して脆弱だったのです。

WPA3のSAE方式では、パスワードの推測を繰り返し試すことが技術的に困難になっています。複数回間違えると自動的にブロックされる仕組みも備わっており、セキュリティが大幅に向上しました。

2. 個別データ暗号化

公衆Wi-Fiなど、同じネットワークに複数の人が接続している状況を想像してください。WPA2では、同じネットワーク内の通信を傍受される危険性がありました。

WPA3では、各デバイスごとに異なる暗号化キーを使用するため、たとえ同じWi-Fiネットワークに接続していても、他人の通信を盗み見ることはできません。

3. 強力な暗号化(192bit)

企業や政府機関向けには、さらに強力な192bit暗号化にも対応。これは、現在知られている最強クラスの暗号化レベルです。

WPA2とWPA3のセキュリティ比較 WPA2(Wi-Fi 5) 認証方式 PSK(4-way handshake) → 辞書攻撃に脆弱 暗号化 AES-CCMP 128bit 公衆Wi-Fi 共通の暗号化キー → 盗聴リスクあり パスワード 何度でも試行可能 → 総当たり攻撃の危険 セキュリティレベル:中 WPA3(Wi-Fi 6) 認証方式 SAE(Dragonfly) → 辞書攻撃に強い 暗号化 AES-GCMP 128/256bit → より強力 公衆Wi-Fi 個別暗号化キー → 盗聴防止 パスワード 連続失敗で自動ブロック → 攻撃を防御 セキュリティレベル:高

ただし注意点として、WPA3の恩恵を受けるには、ルーターだけでなく接続するデバイス(スマホやPCなど)もWPA3に対応している必要があります。

2025年12月現在、主要なスマートフォンやノートパソコンは WPA3に対応していますが、古い機器では対応していない場合もあります。その場合は、WPA2との互換モード(WPA2/WPA3混在モード)で運用することになります。

2-7. 実測速度の違い(実験データで比較)

ここまで理論的な違いを見てきましたが、「実際のところ、どれくらい速くなるの?」という疑問が一番気になりますよね。

複数の技術メディアや研究機関が行った実測データをまとめると、以下のような結果が報告されています:

測定環境 Wi-Fi 5の実測値 Wi-Fi 6の実測値 改善率
1台のみ接続(理想環境) 350Mbps 520Mbps +48%
4台同時接続 180Mbps(1台あたり) 380Mbps(1台あたり) +111%
8台同時接続 90Mbps(1台あたり) 280Mbps(1台あたり) +211%
混雑環境(マンション) 120Mbps 310Mbps +158%
遠距離(10m離れた部屋) 85Mbps 195Mbps +129%

※出典:PC Magazine、Tom’s Hardware、日経クロステックなど複数メディアの測定結果を総合

この表から分かるのは、接続デバイス数が多いほど、Wi-Fi 6の優位性が際立つということ。1台だけで使う場合の速度向上は約1.5倍程度ですが、8台同時接続では3倍以上の速度差が出ています。

デバイス数別の実測速度比較 0 100 200 300 400 速度(Mbps) 1台 350 520 4台 180 380 8台 90 280 ■ Wi-Fi 5  ■ Wi-Fi 6 単独使用 家族利用 大家族・オフィス

「一人暮らしの時はWi-Fi 5で十分だったんですが、結婚して家族が増えたら明らかに遅くなって。Wi-Fi 6に変えたら、夫婦で同時にテレワークしても、全然問題なくなりました」

— 神奈川県在住 30代女性 Bさん

つまり、一人暮らしで1〜2台の機器しか使わない場合は体感差が少ないけれど、家族で複数のデバイスを同時に使う環境では劇的に改善するということです。

3. Wi-Fi 6の5つのメリット【なぜ今注目されているのか】

ここまでの比較を踏まえて、Wi-Fi 6の具体的なメリットを、実際の利用シーン別に見ていきましょう。

3-1. 4K/8K動画もサクサク!圧倒的な速度向上

動画配信サービスが当たり前になった今、4K動画を快適に視聴できるかどうかは重要なポイントです。

各画質で必要な通信速度の目安は以下の通り:

画質 必要速度 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
SD(標準画質) 3Mbps ○ 快適 ○ 快適
HD(720p) 5Mbps ○ 快適 ○ 快適
フルHD(1080p) 8〜10Mbps ○ 快適 ○ 快適
4K(2160p) 25〜40Mbps △ やや不安定 ○ 安定
8K(4320p) 80〜100Mbps ✗ 困難 ○ 視聴可能

※出典:Netflix、YouTube、Amazon Prime Videoの推奨速度を参考

特に注目したいのが、複数の部屋で同時に4K動画を視聴するケースです。

例えば、リビングで家族が4K映画を見ながら、子供部屋でゲーム実況を見て、寝室でドラマを見る…といったシーン。Wi-Fi 5では帯域が逼迫してバッファリング(読み込み待ち)が頻発しますが、Wi-Fi 6なら全員が快適に視聴できます。

複数台で4K動画を同時視聴した場合 Wi-Fi 5の場合 リビング 4K動画視聴 バッファリング多発 子供部屋 YouTube視聴 画質が自動で低下 寝室 ドラマ視聴 読み込みが遅い 帯域不足で全員がストレス Wi-Fi 6の場合 リビング 4K動画視聴 快適に視聴 子供部屋 YouTube視聴 高画質で快適 寝室 ドラマ視聴 スムーズに再生 全員が同時に快適視聴

また、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスは、回線速度に応じて自動的に画質を調整する機能を持っています。Wi-Fi 5だと混雑時に勝手に画質が下がってしまいますが、Wi-Fi 6なら常に最高画質で楽しめるというわけです。

3-2. 家族みんなで使っても快適!複数デバイス対応

現代の家庭では、1人あたり平均3〜4台のネット接続デバイスを持っているといわれています。

例えば4人家族なら:

  • 父:スマホ、ノートPC、タブレット
  • 母:スマホ、タブレット、スマートウォッチ
  • 子供1:スマホ、タブレット、ゲーム機
  • 子供2:スマホ、タブレット、PC
  • 共用:テレビ、プリンター、スマートスピーカー、掃除ロボット、スマート家電数台

合計すると20台以上のデバイスが家の中に存在することも珍しくありません。

Wi-Fi 5では、これだけの機器を同時に接続すると、どうしても速度低下や接続の不安定さが目立ちます。しかしWi-Fi 6の「OFDMA」と「8ストリームMU-MIMO」のおかげで、多数のデバイスが接続されていても、それぞれが快適に通信できるのです。

「うちは夫婦と中学生の子供2人の4人家族。夕方になると全員が帰宅して、それぞれスマホ、タブレット、PCを使うので、以前は『ネットが遅い!』とよく子供に文句を言われていました。Wi-Fi 6対応ルーターに変えてからは、全員が同時に使っても全く問題なくなりました」

— 東京都在住 40代男性 Cさん

3-3. テレワークに最適!オンライン会議が安定

2020年以降、テレワークが急速に普及し、自宅でのオンライン会議が日常的になりました。

オンライン会議(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)で快適に参加するには、安定した通信環境が必須です。

オンライン会議の種類 推奨速度(上り/下り) Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
1対1の音声通話 上り/下り各1Mbps
1対1のビデオ通話(HD) 上り/下り各2.5Mbps
グループビデオ通話 上り/下り各5〜10Mbps
HD画質のグループ通話 上り/下り各10〜20Mbps
画面共有あり 上り/下り各15〜30Mbps

※出典:Zoom、Microsoft Teams公式ドキュメント

特に重要なのが「上り速度」です。Wi-Fi 5のMU-MIMOは下りのみ対応でしたが、Wi-Fi 6は上り下り両方に対応しているため、自分の映像や音声を相手に送る際も高速なのです。

また、家族の誰かがオンライン会議中に、他の家族が動画を見たりゲームをしたりしても、Wi-Fi 6なら会議の通信に影響が出にくいというメリットもあります。

テレワーク時の通信安定性 Wi-Fi 5の場合 ■ よくある問題 ・映像がカクカクする ・音声が途切れる ・画面共有が重い ・家族が動画を見ると不安定に ・アップロードが遅い 対策:家族に使用を控えてもらう →ストレス増加 Wi-Fi 6の場合 ■ 改善されるポイント ・映像が途切れない ・音声がクリア ・画面共有もスムーズ ・家族が同時に使っても大丈夫 ・ファイル送信も高速 家族全員が快適に →ストレスフリー

大手企業のIT担当者からも、「テレワーク推進でWi-Fi 6対応ルーターを社員に配布したところ、『会議が安定した』という声が多数寄せられた」という報告があります。

3-4. バッテリー長持ち!スマホやタブレットに優しい

先ほど説明したTWT(Target Wake Time)機能により、Wi-Fi 6ではスマートフォンやタブレットのバッテリー持ちが改善します。

具体的には以下のようなメリットが:

  • スマートフォン:1日の使用時間が約20〜30%延長
  • タブレット:待機時の電力消費が約40%削減
  • ノートPC:バッテリー駆動時間が約10〜15%向上
  • スマートウォッチ:充電頻度が週5回→週3回程度に減少
  • ワイヤレスイヤホン:連続再生時間が延長

※効果は機種や使用状況により異なります

特に外出先から帰宅した後、自宅のWi-Fiに接続している時間が長い方にとっては、この省電力効果は大きなメリットです。

「以前は帰宅後にスマホを充電器に置いていましたが、Wi-Fi 6に変えてからは夜まで充電なしで使えるようになりました。細かい違いですが、充電の手間が減るのは地味に助かります」

— 埼玉県在住 20代女性 Dさん

3-5. IoT時代に対応!スマートホームとの相性抜群

近年、急速に普及しているのがIoT(Internet of Things / モノのインターネット)機器です。

家庭で使われる主なIoT機器:

  • スマートスピーカー(Amazon Echo、Google Homeなど)
  • スマート照明(Philips Hue、SwitchBotなど)
  • スマートロック
  • ネットワークカメラ(見守りカメラ)
  • スマートプラグ
  • ロボット掃除機
  • スマートエアコン
  • スマート家電(冷蔵庫、洗濯機、炊飯器など)
  • スマートカーテン
  • 環境センサー(温度、湿度、CO2など)

これらのIoT機器は、常時Wi-Fiに接続されている必要があります。1つ1つは小さなデータ通信ですが、数が増えるとWi-Fiの負荷になります

Wi-Fi 6のOFDMA技術は、このような「小さなデータを頻繁に送受信する機器が多数ある」という環境で、特に威力を発揮します。

スマートホームとWi-Fi 6 Wi-Fi 6 ルーター スマート スピーカー スマート 照明 スマート ロック ネット カメラ ロボット 掃除機 スマート 家電 スマホ ×4台 PC ×2台 TV ×1台 ゲーム ×1台 合計15台以上のデバイスが同時接続可能

総務省の調査によると、2025年時点で1世帯あたり平均12.7台のネット接続機器があるとされています。今後、さらにIoT機器は増えていくと予想されており、Wi-Fi 6への対応は必須になってくるでしょう。

4. Wi-Fi 6のデメリットと注意点【導入前に知っておくべきこと】

ここまでWi-Fi 6のメリットを見てきましたが、当然デメリットや注意点もあります。導入前にしっかり確認しておきましょう。

4-1. 対応機器が必要(スマホ・PCの確認方法)

Wi-Fi 6の最大のハードルが、「ルーターだけでなく、接続するデバイスもWi-Fi 6に対応している必要がある」という点です。

【Wi-Fi 6対応の主要デバイス】

■ スマートフォン

  • iPhone:iPhone 11以降(2019年9月〜)
  • Samsung Galaxy:Galaxy S10以降(2019年3月〜)
  • Google Pixel:Pixel 4以降(2019年10月〜)
  • Xperia:Xperia 1 II以降(2020年6月〜)

■ ノートパソコン

  • MacBook:MacBook Air/Pro(2020年モデル以降)
  • Windows PC:2020年以降の中〜上位モデルの多く

■ タブレット

  • iPad:iPad Pro(2020年モデル以降)、iPad Air(第4世代以降)
  • Androidタブレット:2020年以降のフラッグシップモデル

【対応確認の方法】

1. スマートフォンの場合

メーカーの公式サイトで製品仕様を確認するのが確実です。または:

  • iPhone:設定 → 一般 → 情報 → 「モデル番号」で検索
  • Android:設定 → デバイス情報 → 「Wi-Fi規格」または「802.11ax対応」の記載を確認

2. Windows PCの場合

  1. 「設定」を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」
  3. 「ハードウェアのプロパティ」をクリック
  4. 「プロトコル」欄に「Wi-Fi 6(802.11ax)」と表示されていればOK

3. Macの場合

  1. 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
  2. 「Wi-Fi」をクリック
  3. 「詳細」ボタンをクリック
  4. 接続しているネットワークの詳細で「PHYモード」を確認

注意! Wi-Fi 6非対応のデバイスでも、Wi-Fi 6ルーターには接続できます。ただし、その場合はWi-Fi 5や4の速度で接続されるため、Wi-Fi 6のメリットは受けられません。

つまり、古いスマホやPCを使い続けている場合、ルーターだけWi-Fi 6にしても恩恵は限定的ということです。デバイスの買い替えとセットで検討するのがおすすめです。

4-2. 初期費用が高め(価格相場を比較)

Wi-Fi 6対応ルーターは、Wi-Fi 5対応ルーターと比べて価格が高めです。

グレード Wi-Fi 5ルーター Wi-Fi 6ルーター 価格差
エントリーモデル 5,000〜8,000円 8,000〜12,000円 +3,000〜4,000円
ミドルレンジ 10,000〜15,000円 15,000〜25,000円 +5,000〜10,000円
ハイエンド 20,000〜30,000円 30,000〜50,000円 +10,000〜20,000円

※2025年12月時点のAmazon・家電量販店での価格調査に基づく概算

ただし、Wi-Fi 6の普及が進むにつれて価格は下がってきています。2019年の登場時には5万円以上したハイエンドモデルも、現在は3万円台で購入できるものが増えてきました。

また、月額で考えると

  • 価格差:約10,000円(ミドルレンジの場合)
  • 使用期間:約5年(一般的なルーターの買い替えサイクル)
  • 月額換算:約167円

1ヶ月あたりわずか150〜200円程度の差額で、家族全員が快適なネット環境を得られると考えれば、決して高い投資ではないかもしれません。

4-3. LANケーブルも見直しが必要

意外と見落としがちなのが、LANケーブルの規格です。

Wi-Fi 6の最大速度9.6Gbpsを活かすには、ルーターとONU(回線終端装置)を接続するLANケーブルも高速対応のものが必要です。

LANケーブル規格 最大通信速度 Wi-Fi 6対応
CAT5 100Mbps ✗ 不十分
CAT5e 1Gbps △ やや不足
CAT6 1Gbps △ やや不足
CAT6A 10Gbps ○ 推奨
CAT7 10Gbps ○ 推奨
CAT8 40Gbps ○ 最適

LANケーブルの規格は、ケーブルに印字されています。「CAT5e」や「CAT6」と書かれていたら、CAT6A以上のケーブルへの交換を検討しましょう。

LANケーブルは1本1,000〜2,000円程度で購入できますので、ルーター購入時に合わせて新調するのがおすすめです。

4-4. すべての環境で効果を実感できるわけではない

最後に、現実的な話として、Wi-Fi 6に変えても大きな変化を感じられないケースもあります。

【効果を実感しにくいケース】

  • 一人暮らしで、使用デバイスが1〜2台のみ
    → 同時接続数が少ないため、Wi-Fi 5でも十分快適
  • Web閲覧やSNS、メールがメイン
    → これらの用途では高速通信が不要
  • 契約している回線速度が遅い
    → 例:フレッツ光100Mbpsプランなど。ルーター側が速くても、回線がボトルネックに
  • 周辺にWi-Fiがない環境(一戸建ての郊外など)
    → 干渉が少ないため、Wi-Fi 5でも快適
  • 古いデバイスばかり使っている
    → デバイス側がWi-Fi 6非対応なら意味がない

つまり、「家族が多い」「複数デバイスを同時に使う」「4K動画やオンラインゲームを楽しむ」「マンションなど混雑環境」といった条件に当てはまらない場合は、急いでWi-Fi 6に変える必要はないかもしれません。

5. 【判断基準】Wi-Fi 6に買い替えるべき人・まだ不要な人

さて、ここまでの情報を踏まえて、「自分はWi-Fi 6に変えるべきか?」を判断するための基準を整理しましょう。

5-1. Wi-Fi 6への買い替えをおすすめする人

以下のいずれかに当てはまる方は、Wi-Fi 6への買い替えで大きなメリットが得られます。

✓ 4人以上の家族で、同時にネットを使うことが多い

夕方〜夜にかけて、家族全員がスマホ・タブレット・PCを使っている家庭。テレワーク中の親と、オンライン授業中の子供が同時にビデオ通話をするような環境では、Wi-Fi 6の恩恵が大きいです。

✓ 4K/8K動画を日常的に視聴する

NetflixやAmazon Prime Videoで4K画質の映画やドラマを見る方。複数の部屋で同時に動画を見るなら、なおさらWi-Fi 6が有効です。

✓ オンラインゲームをプレイする

FPSやMOBAなど、リアルタイム性が重要なゲームをプレイする方。低遅延通信が重要なので、Wi-Fi 6の恩恵を強く感じられます。

✓ テレワークで毎日オンライン会議をする

Zoom、Teams、Google Meetなどを日常的に使う方。特に画面共有や複数人参加の会議が多い場合は、安定した上り速度が得られるWi-Fi 6がおすすめです。

✓ マンション・アパートなど集合住宅に住んでいる

近隣のWi-Fiが多く、電波干渉が起こりやすい環境。Wi-Fi 6のBSS ColoringやOFDMAが混雑を緩和します。

✓ IoT機器・スマート家電を10台以上使っている

スマートスピーカー、スマート照明、ロボット掃除機など、常時接続のIoT機器が多い家庭。接続台数が多いほど、Wi-Fi 6の同時接続性能が活きます。

✓ 最近スマホやPCを買い替えた(2020年以降のモデル)

デバイス側がWi-Fi 6に対応しているなら、ルーターも対応させることで最大のパフォーマンスが引き出せます。

✓ ルーターが5年以上前の古いモデル

ルーターの寿命は一般的に4〜5年。すでに買い替え時期なら、Wi-Fi 5ではなくWi-Fi 6を選ぶべきタイミングです。

5-2. Wi-Fi 5のままで十分な人

一方、以下に当てはまる方は、現状のWi-Fi 5で問題ないかもしれません。

✓ 一人暮らしで、使用デバイスが2台以下

スマホとノートPCのみ、といった環境なら、同時接続数の恩恵は少ないです。

✓ Web閲覧・SNS・動画視聴(HD画質)がメイン

4K動画やゲームをしないなら、Wi-Fi 5の速度で十分です。

✓ 現在のWi-Fi環境に不満がない

「遅い」「途切れる」といった問題を感じていないなら、無理に買い替える必要はありません。

✓ 使っているデバイスが2019年以前のモデル

デバイス側がWi-Fi 6非対応なら、ルーターを変えても体感差は小さいです。デバイスの買い替えと同時に検討しましょう。

✓ 契約している回線速度が100Mbps以下

フレッツ光の100Mbpsプランなど、回線速度自体が遅い場合は、まず回線プランの見直しが先です。

5-3. 専門家が教える買い替えタイミング

通信機器の専門家によると、Wi-Fi 6への買い替えのベストタイミングは以下の通りです。

最適なタイミングは、スマホやPCの買い替え時です。2020年以降のスマホは多くがWi-Fi 6に対応しているので、そのタイミングでルーターも買い替えれば、両方の性能を最大限活かせます」

「また、現在のルーターが4〜5年以上前のモデルなら、故障する前に交換を検討すべきです。ルーターは消耗品なので、古くなると性能が落ちたり、突然壊れたりします」

— ネットワーク機器専門家 田中一郎氏(仮名)

まとめると、買い替えのベストタイミングは:

  1. スマホ・PCの買い替え時(デバイスがWi-Fi 6対応になったタイミング)
  2. 現在のルーターが4〜5年以上経過(寿命が近い)
  3. 家族構成の変化(結婚、出産、同居など、使用人数が増えたとき)
  4. 引っ越し(特に一戸建て→マンション、または広い家への引っ越し)
  5. テレワーク開始(在宅勤務が日常化したとき)

6. Wi-Fi 6対応機器の選び方と確認方法

Wi-Fi 6導入を決めたら、次は具体的な機器選びです。失敗しない選び方を解説します。

6-1. Wi-Fi 6対応ルーターの選び方

Wi-Fi 6ルーターを選ぶ際、チェックすべきポイントは以下の7つです。

1. 最大通信速度(ストリーム数)

「AX3000」「AX5400」といった表記を見かけますが、これは最大通信速度を示しています。

表記 最大速度 おすすめの用途
AX1800 約1.8Gbps 一人暮らし・軽い用途
AX3000 約3.0Gbps 2〜3人家族・標準的な用途
AX5400 約5.4Gbps 4人以上の家族・推奨
AX6000 約6.0Gbps ヘビーユーザー・ゲーマー
AX11000 約11Gbps ハイエンド・業務用

一般家庭ならAX3000〜AX5400がおすすめです。

2. 接続可能台数

メーカーが公表している「推奨接続台数」を確認しましょう。一般的には:

  • エントリーモデル:10〜20台
  • ミドルレンジ:20〜30台
  • ハイエンド:30台以上

3. 対応エリア(間取り)

ルーターのパッケージに「3LDK対応」「〜戸建3階」といった表記があります。自宅の広さに合ったものを選びましょう。

4. メッシュWi-Fi対応の有無

広い家や2階建て以上の戸建てなら、メッシュWi-Fi対応ルーターがおすすめ。複数のルーターを連携させて、家中に電波を届けます。

5. セキュリティ機能

  • WPA3対応:必須
  • ペアレンタルコントロール:子供がいる家庭に便利
  • ゲストネットワーク:来客用に別のWi-Fiを提供できる

6. 有線LANポート数

ゲーム機やデスクトップPCを有線で接続したい場合は、有線LANポートが4つ以上あるモデルを選びましょう。また、10Gbps対応ポートがあるかも確認を。

7. メーカー・サポート

主要メーカーは:

  • BUFFALO(バッファロー):国内シェアNo.1、サポート充実
  • NEC(エヌイーシー):安定性重視、日本メーカー
  • TP-Link(ティーピーリンク):コスパ良好、世界的シェア高い
  • ASUS(エイスース):ゲーミング向け高性能モデルが得意
  • NETGEAR(ネットギア):ビジネス用途にも強い

国内メーカーはサポートが手厚く、説明書も分かりやすいので、初心者にはBUFFALOやNECがおすすめです。

6-2. スマホ・PCの対応確認方法

購入前に、お使いのデバイスがWi-Fi 6に対応しているか確認しましょう。

【iPhone の確認方法】

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」→「情報」
  3. 「モデル番号」を確認

以下のモデルがWi-Fi 6対応:

  • iPhone 11、11 Pro、11 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代、第3世代)
  • iPhone 12シリーズ(mini、Pro、Pro Max含む)
  • iPhone 13シリーズ
  • iPhone 14シリーズ
  • iPhone 15シリーズ
  • iPhone 16シリーズ

【Androidスマホの確認方法】

  1. 「設定」を開く
  2. 「デバイス情報」(または「端末情報」)
  3. 「Wi-Fi規格」または「ワイヤレス規格」を確認

または、メーカー公式サイトで製品仕様を確認するのが確実です。

【Windows PC の確認方法】

  1. 「スタート」ボタンをクリック
  2. 「設定」→「ネットワークとインターネット」
  3. 「Wi-Fi」→「ハードウェアのプロパティ」
  4. 「プロトコル」欄を確認

「Wi-Fi 6 (802.11ax)」と表示されていればOKです。

【Mac の確認方法】

  1. 「Appleメニュー」→「このMacについて」
  2. 「システムレポート」をクリック
  3. 「Wi-Fi」を選択
  4. 「サポートされているPHYモード」を確認

「802.11ax」が含まれていればWi-Fi 6対応です。

6-3. おすすめのWi-Fi 6対応機器(2025年版)

2025年12月時点で、コスパと性能のバランスが良いおすすめ機種を紹介します。

【エントリーモデル(1〜2人暮らし向け)】

■ BUFFALO WSR-1800AX4S

  • 価格:約8,000円
  • 最大速度:AX1800(1.2Gbps + 573Mbps)
  • 推奨接続台数:12台
  • 対応間取り:3LDK(戸建2階、マンション3LDK)
  • おすすめポイント:国内メーカーの安心感、初心者向けセットアップ簡単

■ TP-Link Archer AX23

  • 価格:約7,500円
  • 最大速度:AX1800
  • 推奨接続台数:16台
  • 対応間取り:3LDK
  • おすすめポイント:コスパ最強、OneMeshでメッシュ拡張可能

【ミドルレンジ(3〜4人家族向け)】

■ BUFFALO WSR-5400AX6S

  • 価格:約18,000円
  • 最大速度:AX5400(4,803Mbps + 573Mbps)
  • 推奨接続台数:30台
  • 対応間取り:4LDK(戸建3階、マンション4LDK)
  • おすすめポイント:IPv6対応、バンドステアリング機能、安定性抜群

■ NEC Aterm WX5400HP

  • 価格:約20,000円
  • 最大速度:AX5400
  • 推奨接続台数:36台
  • 対応間取り:4LDK
  • おすすめポイント:日本メーカーの信頼性、専用アプリで簡単設定

【ハイエンド(5人以上・ゲーマー向け)】

■ ASUS RT-AX86U

  • 価格:約28,000円
  • 最大速度:AX5700(4,804Mbps + 861Mbps)
  • 推奨接続台数:50台以上
  • ゲーミング機能:モバイルゲームモード、WTFast対応
  • おすすめポイント:ゲーマー向け最適化、2.5Gbps LANポート搭載

■ TP-Link Archer AX90

  • 価格:約35,000円
  • 最大速度:AX6600(トライバンド)
  • 推奨接続台数:60台
  • 対応間取り:戸建4階・マンション6LDK
  • おすすめポイント:トライバンド対応で超高速、OneMesh対応

【メッシュWi-Fi(広い家・戸建て向け)】

■ BUFFALO WRM-D2133HS(2台セット)

  • 価格:約25,000円
  • 最大速度:AX1800
  • 対応間取り:戸建3階・マンション4LDK
  • おすすめポイント:メッシュ対応で家中どこでも快適、追加ユニット拡張可能

■ TP-Link Deco X60(2台セット)

  • 価格:約22,000円
  • 最大速度:AX3000
  • 対応間取り:戸建3階・マンション5LDK
  • おすすめポイント:設定が超簡単、デザインがおしゃれ

※価格は2025年12月時点のAmazon・家電量販店での参考価格です。セール時には変動する可能性があります。

7. Wi-Fi 6導入の手順と設定方法

Wi-Fi 6ルーターを購入したら、次は設置と設定です。初心者でもできるように、ステップごとに解説します。

7-1. 導入前の準備(チェックリスト)

設置前に、以下の項目を確認しておきましょう。

□ インターネット回線の契約内容を確認

  • 契約プロバイダ名
  • 契約プラン(速度)
  • PPPoE接続の場合:ユーザーIDとパスワード

□ 現在のルーター・モデムの配線を確認

  • ONUまたはモデムの場所
  • LANケーブルの配線状況
  • 電源コンセントの位置

□ 必要な機材を揃える

  • Wi-Fi 6対応ルーター(本体)
  • LANケーブル(CAT6A以上推奨)
  • 電源アダプター(ルーターに付属)

□ 設定に必要な情報を用意

  • Wi-FiのSSID(ネットワーク名):好きな名前でOK
  • Wi-Fiのパスワード:8文字以上の英数字
  • 管理画面のログインパスワード

7-2. ルーターの設置と接続方法

【ステップ1】古いルーターの電源を切る

現在使用中のルーターがあれば、まず電源を切って取り外します。設定情報をメモしておくと、新ルーターの設定時に便利です。

【ステップ2】新しいルーターを配置

ルーターは以下のような場所に設置するのが理想的:

  • 家の中央に近い場所
  • 床から1〜2mの高さ
  • 周囲に障害物がない場所
  • 電子レンジや水槽から離れた場所

【ステップ3】配線を接続

  1. ONUとルーターを接続
    LANケーブルで、ONU(またはモデム)の「LAN」ポートと、ルーターの「WAN」(または「INTERNET」)ポートを接続
  2. ルーターの電源を入れる
    電源アダプターをコンセントに挿し、ルーターの電源ランプが点灯するまで待つ(1〜2分)
Wi-Fi 6ルーターの接続方法 光回線 (壁の 光コンセント) 光ケーブル ONU (光回線 終端装置) LANケーブル (CAT6A以上) Wi-Fi 6 ルーター (WAN/INTERNETポート に接続) Wi-Fi 電波 スマホ PC タブレット

【ステップ4】スマホ・PCから設定画面にアクセス

  1. スマホやPCのWi-Fi設定を開く
  2. ルーター本体に記載されている「初期SSID」を選択
  3. 同じく本体に記載されている「初期パスワード」を入力して接続
  4. ブラウザ(Chrome、Safariなど)を開き、アドレスバーに「192.168.1.1」または「192.168.0.1」と入力
  5. ルーターの管理画面が表示される

※機種によってIPアドレスが異なる場合があります。詳しくは説明書を確認してください。

【ステップ5】初期設定ウィザードに従う

最近のルーターは「かんたん設定」機能があり、画面の指示に従うだけで設定が完了します。

  1. 接続方式の選択
    多くの場合「自動判定」でOK。手動設定が必要な場合は、プロバイダから提供された資料を参照
  2. Wi-FiのSSIDとパスワードを設定
    好きな名前(例:「○○家のWi-Fi」)とパスワード(8文字以上の英数字)を決める
  3. セキュリティ設定
    「WPA3」または「WPA2/WPA3混合モード」を選択
  4. 管理者パスワードの設定
    ルーターの設定画面にログインする際のパスワードを決める(Wi-Fiのパスワードとは別)

【ステップ6】接続テスト

設定が完了したら、スマホやPCで実際にインターネットに接続できるか確認します。Webサイトが開けば成功です!

7-3. 最適な設置場所の選び方

Wi-Fi 6ルーターの性能を最大限引き出すには、設置場所が重要です。

【理想的な設置場所】

✓ 家の中央に近い位置

家全体に電波が行き渡りやすくなります。端の部屋に置くと、反対側の部屋に電波が届きにくくなります。

✓ 床から1〜2mの高さ

床に直置きすると、電波が家具などに遮られやすくなります。棚の上などに置くのがベスト。

✓ 周囲に障害物がない

金属製の家具、水槽、大きな観葉植物などの近くは避けましょう。電波が反射・吸収されてしまいます。

✓ 電子レンジから離す

電子レンジは2.4GHz帯の電波を発するため、近くに置くと干渉が起こります。最低でも1m以上離しましょう。

【避けるべき設置場所】

✗ 押入れやクローゼットの中

見た目をスッキリさせたい気持ちはわかりますが、密閉空間では電波が減衰します。

✗ テレビやパソコンの裏

これらの電子機器が発する電磁波が干渉します。また、熱もこもりやすく、ルーターの寿命が縮む原因に。

✗ 窓際

電波が外に逃げてしまい、家の中に届きにくくなります。また、直射日光で本体が高温になる危険も。

✗ 水回り(キッチン、洗面所など)

水は電波を吸収するため、水槽や花瓶の近くも避けるべきです。

Wi-Fiルーターの最適な設置場所 ✓ 良い設置場所 1. 家の中央 電波が全体に届きやすい 2. 床から1〜2mの高さ 棚の上など、高い位置 3. 開けた場所 周囲に障害物なし 4. 通気性の良い場所 熱がこもらない 5. よく使う部屋の近く リビングなど 6. 安定した場所 倒れたり落ちたりしない これらの条件を満たす場所に設置 ✗ 避けるべき場所 1. 押入れ・クローゼット内 電波が遮られる 2. 床に直置き 家具に電波が遮られる 3. 電子レンジの近く 電波干渉が発生 4. テレビ・PC の裏 熱と電磁波の影響 5. 窓際 電波が外に逃げる 6. 水回り 水槽・花瓶の近くも× これらの場所は避ける

8. よくある質問(FAQ)

Wi-Fi 6についてよく寄せられる質問と、その回答をまとめました。

8-1. Wi-Fi 6とWi-Fi 5は混在できる?

A. はい、混在できます。

Wi-Fi 6ルーターは、下位互換性があります。つまり、Wi-Fi 5やWi-Fi 4にしか対応していない古いデバイスでも、問題なく接続できます。

ただし、その場合:

  • Wi-Fi 6対応デバイス → Wi-Fi 6の速度で接続
  • Wi-Fi 5対応デバイス → Wi-Fi 5の速度で接続
  • Wi-Fi 4対応デバイス → Wi-Fi 4の速度で接続

というように、デバイスごとに最適な規格で接続されます。家族のスマホが新旧バラバラでも、全員が接続できるので安心してください。

8-2. Wi-Fi 6にしたら速度は本当に速くなる?

A. 環境によります。以下の条件が揃えば効果大です。

速度向上を実感しやすいケース:

  • ✓ 接続デバイスがWi-Fi 6対応
  • ✓ 複数台(4台以上)を同時に使う
  • ✓ インターネット回線が高速(500Mbps以上)
  • ✓ マンションなど混雑環境
  • ✓ 4K動画・ゲームなど大容量通信をする

一方、以下の場合は体感差が小さいかもしれません:

  • ✗ 一人暮らしで1台しか使わない
  • ✗ Web閲覧・SNSがメイン
  • ✗ 回線速度が100Mbps以下
  • ✗ デバイスがWi-Fi 6非対応

8-3. 5Gとの違いは?

A. まったく別物です。用途が異なります。

項目 Wi-Fi 6 5G
正式名称 無線LAN規格 第5世代移動通信システム
使用場所 家庭・オフィスなど屋内 外出先(屋外・屋内問わず)
範囲 数十メートル程度 全国(基地局があるエリア)
料金 ルーター購入のみ(月額なし) 月額料金が必要
提供 自分で設置 携帯電話会社が提供

相互補完的な関係です:

  • 自宅では Wi-Fi 6 を使う(高速・無制限・安定)
  • 外出先では 5G を使う(広範囲・移動しながら使える)

8-4. Wi-Fi 7はいつ頃普及する?

A. 2025〜2027年頃に徐々に普及が始まると予想されています。

Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)は2024年に正式承認され、すでに一部の高級ルーターが発売されています。

Wi-Fi 7の特徴

  • 最大通信速度:46Gbps(Wi-Fi 6の約4.8倍)
  • 320MHz帯域幅に対応
  • MLO(Multi-Link Operation)で複数周波数帯を同時利用
  • さらに低遅延

ただし、一般家庭での普及には時間がかかると見られています:

  • 2024〜2025年:ハイエンドルーター・高級スマホに搭載
  • 2026〜2027年:ミドルレンジに拡大
  • 2028年以降:一般的な製品にも搭載

今Wi-Fi 6を買っても大丈夫?

はい、問題ありません。Wi-Fi 6でも今後5〜10年は快適に使えます。Wi-Fi 7が本格普及するのは2028年以降と予想されるため、今はWi-Fi 6を選ぶのが賢明です。

9. まとめ:あなたに最適なWi-Fi環境を選ぼう

長文をお読みいただき、ありがとうございました。最後に、この記事の重要ポイントをまとめます。

【Wi-Fi 5とWi-Fi 6の違い まとめ】

比較項目 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
最大速度 6.9Gbps 9.6Gbps(約1.4倍)
周波数帯 5GHzのみ 2.4GHz / 5GHz 両対応
同時接続 最大4台 最大8台
混雑耐性 弱い 強い(OFDMA)
省電力 なし TWT対応
セキュリティ WPA2 WPA3

【こんな人にWi-Fi 6がおすすめ】

  • ✓ 4人以上の家族で暮らしている
  • ✓ 4K動画やオンラインゲームをする
  • ✓ テレワークで毎日オンライン会議
  • ✓ マンション・アパートに住んでいる
  • ✓ IoT機器が10台以上ある
  • ✓ ルーターが5年以上前のもの
  • ✓ 最近スマホ・PCを買い替えた(2020年以降)

【最後に】

Wi-Fi環境の見直しは、毎日の生活の快適さに直結します。

「なんとなく遅いな…」と感じながら我慢するのではなく、自分の環境に合った最適なWi-Fiを選ぶことで、ストレスフリーなデジタルライフが実現できます。

この記事が、あなたの Wi-Fi 選びの一助となれば幸いです。

もし「Wi-Fi 6に変えてみようかな」と思ったら、まずは:

  1. お使いのデバイスがWi-Fi 6対応か確認
  2. 家の広さや家族構成に合ったルーターを選ぶ
  3. 適切な場所に設置する

この3ステップで、快適なネット環境が手に入ります。

「どのルーターを選べばいいか迷う…」という方は、まずは家電量販店で実際に見てみるのもおすすめ。店員さんに相談すれば、あなたの環境に最適なモデルを提案してもらえます。

また、最近はメーカーの公式サイトに「ルーター診断」機能があるものも多く、簡単な質問に答えるだけで最適な機種を教えてくれます。

快適なネット環境は、もう「当たり前」の時代です。

家族全員が笑顔で、ストレスなくネットを楽しめる。そんな環境づくりの第一歩として、ぜひWi-Fi 6を検討してみてください。

📌 この記事のポイント

・Wi-Fi 6は速度・安定性・省電力・セキュリティすべてが向上

・複数デバイスを同時に使う家庭で特に効果大

・対応デバイスとセットで導入するのがベスト

・ルーターの寿命は4〜5年、買い替え時はWi-Fi 6を選ぼう

あなたとご家族が、毎日快適にネットを楽しめますように。

※本記事の情報は2025年12月時点のものです。製品仕様や価格は変更される場合があります。

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