SIMカードを取り出す前に必ず確認すること
「SIMカードって、どうやって取り出すの?」「ピンを刺したら壊れない?」——そんな不安、すごくよくわかります。
SIMカードの取り出しは慣れてしまえば数十秒で終わる作業ですが、手順を間違えると端末やSIMカードを傷めてしまうことも。まずは取り出す前の確認事項を押さえておきましょう。
① 電源を切る(最重要)
SIMカードを取り出す前に、必ずスマホの電源をオフにしてください。電源が入ったままSIMを抜くと、データの読み書き中にエラーが起きてSIMが認識されなくなったり、最悪の場合SIMカード自体が損傷することがあります。
⚠️ 電源OFFは面倒でもスキップしないで
SNSのレビューを調査していると、「電源入ったまま抜いたらSIMエラーになった」という声が散見されました。数秒の手間で大きなトラブルを防げます。
② SIMピン(取り出しツール)を用意する
SIMカードのトレイを開けるには、専用のSIMピン(イジェクトピン)が必要です。スマホの箱の中に入っていることが多いので、まず購入時の箱を探してみてください。
もし見つからない場合の代替方法は後述しますが、基本は純正ピンか市販のSIMピンを使うのが安全です。100円ショップやAmazonで数百円から購入できます。
③ SIMカードのサイズを事前に確認する
現在のSIMカードのサイズを把握しておくことも大切です。特に乗り換えや機種変更の場合、新しいキャリアのSIMサイズと合っているかを事前に確認しておきましょう。
| SIMカードの種類 | サイズ | 主な対応端末 |
|---|---|---|
| 標準SIM(miniSIM) | 25mm × 15mm | 古い機種(ガラケーなど) |
| microSIM | 15mm × 12mm | iPhone 4/4S、一部の古いAndroid |
| nanoSIM | 12.3mm × 8.8mm | iPhone 5以降、最新Android全般 |
| eSIM(内蔵型) | 物理カードなし | iPhone XS以降、最新Android一部機種 |
※2026年3月時点の情報です。最新機種の対応SIMサイズは各メーカー公式サイトでご確認ください。
【基本手順】SIMカードの出し方・共通ステップ
機種によって細かな違いはありますが、SIMカードの取り出しは基本的に以下の流れで行います。まずはこの共通手順を確認しておいてください。
- スマホの電源をオフにする
- SIMトレイの小さな穴(ピン穴)を探す(端末の側面にあることが多い)
- SIMピンをピン穴にまっすぐ押し込む(グリグリ回すのはNG)
- カチッと感触があればトレイが飛び出してくる
- SIMカードをトレイから静かに取り外す
- 挿し戻すときはSIMカードの向きと切り欠きを合わせてセット
- トレイをゆっくりまっすぐ押し込む(斜めに入れると壊れることも)
- 電源を入れて認識確認
✅ 押し込む力加減のコツ
ピンを刺す力は「ボールペンのノックボタンを押す」くらいのイメージです。強く押しすぎる必要はありません。穴の位置さえ正確なら、軽い力でカチッと出てきます。
機種別|SIMカードの出し方を写真イメージで解説
同じスマホでも機種によってSIMトレイの位置や形状が違います。それぞれの機種に合わせた手順を確認しましょう。
iPhoneのSIMカードの出し方(全シリーズ対応)
iPhoneは機種によってSIMトレイの位置が異なります。トラブルになりやすいポイントも機種によって違うので、自分のiPhoneを確認しながら進めてください。
| 機種 | SIMトレイの位置 | SIMサイズ |
|---|---|---|
| iPhone 15シリーズ(日本版) | ※日本向けはeSIM専用のため物理SIMトレイなし | eSIMのみ |
| iPhone 14シリーズ(日本版) | ※日本向けはeSIM専用のため物理SIMトレイなし | eSIMのみ |
| iPhone 13シリーズ | 本体左側面 | nanoSIM |
| iPhone 12シリーズ | 本体左側面 | nanoSIM |
| iPhone SE(第2世代・第3世代) | 本体右側面 | nanoSIM |
| iPhone 11シリーズ | 本体右側面 | nanoSIM |
| iPhone XS/XR/X | 本体右側面 | nanoSIM |
📱 iPhone 14・15の日本モデルはeSIM専用
Apple公式の発表によると、iPhone 14以降の日本向けモデルはeSIM専用となっており、物理SIMカードスロットが廃止されています。「SIMカードを取り出したい」という場合は、前の機種(iPhone 13以前)か海外版モデルの話になります。
【手順(iPhoneの物理SIM搭載モデル)】
- iPhoneの電源を切る(サイドボタン+音量ボタン長押し → スライドでオフ)
- SIMトレイのピン穴(側面の小さな穴)を確認する
- SIMピンをまっすぐ差し込み、軽く押す
- SIMトレイが少し飛び出してくるので、ゆっくり引き出す
- nanoSIMカードをトレイから取り外す(金属接点面に触れないよう注意)
iPhoneのSIMトレイはわずかな角度のズレでも入りにくくなります。挿し戻すときはまっすぐ、ゆっくりを意識してください。
AndroidスマホのSIMカードの出し方(汎用手順)
Androidスマホは機種の種類が非常に多く、SIMトレイの位置も様々です。ただし、基本的な手順はどの機種でも共通しています。
一般的なAndroidスマホでよく見られるトレイの位置:
- 本体の上部(SHARPのAQUOSシリーズなど)
- 本体の左側面(多くのミドルレンジ機種)
- 本体の右側面(一部のSIMフリー端末)
- 本体の背面カバーを外した内側(古い機種に多い)
💡 どこか分からないときは
機種名+「SIMトレイ 場所」で検索すると、メーカー公式のマニュアルページがヒットします。特にAQUOS、Xperia、OPPO、Xiaomiなどは公式サポートページが充実しています。
Galaxy(サムスン)のSIMカードの出し方
GalaxyはSIMトレイの位置が比較的安定していて、本体の上部または左上側面にあることが多いです。
Galaxy S・Aシリーズ共通の傾向:
- Galaxy S24シリーズ:本体上部
- Galaxy A55 / A35:本体左上側面
- Galaxy S23シリーズ:本体上部
GalaxyはSIMカードとmicroSDカードが同じトレイに収まるタイプが多いです。取り出すときはSDカードを一緒に出してしまわないよう注意しましょう。SIMスロットとSDスロットは別々になっているので、SIMだけ取り外すことができます。
⚠️ Galaxyユーザーのよくある失敗
SNSやレビューサイトの口コミを調査していると、「SDカードと一緒に落としてしまった」「SIMとSDの位置を間違えて逆に入れた」というケースが複数確認できました。取り出したトレイはすぐに安全な場所に置き、カードを1枚ずつ丁寧に扱いましょう。
Pixel(Google)のSIMカードの出し方
Google Pixelシリーズは、比較的新しい機種だとeSIMとのデュアルSIM対応になっているものが多いです。物理SIMトレイは本体の側面(機種によって左・右・上)にあります。
| 機種 | SIMトレイの位置 |
|---|---|
| Pixel 9 / 9 Pro | 本体左側面 |
| Pixel 8 / 8a | 本体左側面 |
| Pixel 7 / 7a | 本体左側面 |
PixelはトレイがiPhoneに比べて少しタイトに作られている機種もあり、「なかなか出てこない」という声がレビューでも見られました。ピンの押し込み具合を確認しながら、焦らず作業しましょう。
格安スマホ・SIMフリー端末の出し方
OPPO、Xiaomi(Redmi)、AQUOS sense、arrows、Rakuten Handなど格安スマホはトレイの位置・形状が千差万別です。
共通して言えることは、マニュアル(取扱説明書のPDF)が各メーカー公式サイトに公開されているので、機種名+「SIM 取り出し方」で検索すれば公式ページにたどり着けます。特にOPPO(オッポ)やXiaomiは日本語サポートページが整備されています。
SIMピンがないときの代替方法【代用品まとめ】
「箱を捨てた」「引っ越し先に持ってきていない」——SIMピンが見当たらないとき、代用できるものはあるのでしょうか。
口コミや実際の作業報告を調査した結果、以下のものが代用品として使われていることがわかりました。ただし、純正ピンに比べてリスクがあることを理解した上で使ってください。
| 代用品 | 使いやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| 安全ピン(まち針) | ◎ 最も代用しやすい | 先端が尖りすぎていると内部を傷つける可能性あり。やさしく押す |
| ゼムクリップ(の端) | ○ ピンと同等の細さ | 金属が柔らかいので曲がることがある。一度伸ばして使う |
| 耳かき(金属製の細い部分) | △ 太さによる | 穴径に合わない場合は無理に押し込まない |
| つまようじ | △ 緊急時のみ | 折れて穴の中に詰まるリスクあり。基本非推奨 |
| シャープペンシルの芯(出さずに先端で) | △ 可能なこともある | 芯が折れて詰まるリスクあり。慎重に |
🚫 これは絶対にやらないで
・千枚通しや彫刻刀など鋭すぎる道具 → 穴の内側やセンサーを傷つける危険
・ドライバーなど太いもの → 穴が変形する
・無理に穴を広げようとする行為 → 修理不能になるケースも
市販のSIMピンは100円ショップ(ダイソー・セリア)でも手に入ることがあります。スマートフォン用品コーナーを探してみてください。Amazonでは複数本セットが200〜400円程度で購入できます。
SIMトレイが固い・開かない・出てこないときの対処法
「ピンを刺したのにトレイが出てこない」「途中で引っかかってしまう」——こういったトラブルの報告は、口コミやSNSでも多く見られます。焦って無理に引き出すと壊れることがあるので、状況に合わせた対処をしましょう。
穴にピンが刺さらない・うまく入らない
原因と対処:
- 穴の位置がずれている → 側面をよく見て「小さな丸い穴」を確認。スピーカー穴やマイク穴と間違えているケースが意外と多い。
- ピンの太さが合っていない → 代用品を使っている場合、穴径(約0.8mm)に対して太すぎる可能性。純正ピンまたは細い安全ピンに変える。
- 斜めに刺している → ピン穴はまっすぐ押し込む設計。角度がつくと力が伝わらない。端末を平らな場所に置いて垂直に押し込む。
トレイが途中で引っかかる・固くて出ない
特に新品端末や、長期間使用した端末でSIMトレイが固くなるケースがあります。
対処方法:
- ピンを押した状態でトレイを指先でそっと持ち上げるイメージで引き出す
- 一度ピンを抜いて、もう一度位置を確認してから押し直す
- 端末を横に置いた状態と縦に持った状態で試してみる(重力の影響でトレイの引き出しやすさが変わることがある)
- カバーやケースをつけている場合は一度外す(ケースがトレイの動きを妨げていることがある)
✅ 「カチッ」という感触を感じたら、そのままゆっくり引き出す
ピンを押した瞬間に「カチッ」とした感触があれば、正しい位置に当たっています。あとはトレイの端をつかんでゆっくり引き出すだけです。力任せに引っ張らないように。
SIMカードがトレイから外れない
SIMカードがトレイにはまりすぎて取り外せないケースも。
- 爪楊枝や細いものでSIMの端を軽くずらす(金属接点には触れないように)
- SIMカードを斜め上に持ち上げるイメージで取り出す
- 金属製ピンセットはショートの危険があるため、できればプラスチック製や樹脂製を使う
SIMカードを取り出すときのよくある失敗と注意点
SNSやレビューサイトを調査していると、同じような失敗パターンが繰り返し報告されています。事前に知っておくだけで防げる失敗ばかりなので、ぜひ頭に入れておいてください。
水濡れ検知ランプが見えた場合
SIMトレイを取り出したとき、スロット内部に赤いシール(水濡れインジケーター)が見える場合があります。これは端末が水に濡れた記録を示すものです。
水濡れを検知した状態でSIMを挿し抜きすると、ショートのリスクがあります。
- すぐに電源を切る(まだ入れていなければそのまま)
- 端末を乾燥剤と一緒に密閉袋に入れて24〜48時間乾燥させる
- 不安な場合はキャリアショップやメーカーの修理窓口に相談する
SIMカードを折り曲げてしまった場合
SIMカードは非常に薄く、無理な力をかけると折れ・割れが生じることがあります。
- 軽微な曲がり → 乾いた布で拭いてからやさしく戻して挿入を試みる
- 折れ・割れ → そのままでは使用不可。キャリアのSIM再発行手続き(有償の場合あり)を行う
📌 各社のSIM再発行費用の目安(2026年3月時点)
・ドコモ:2,200円(税込)
・au:3,300円(税込)
・SoftBank:3,300円(税込)
・楽天モバイル:3,300円(税込)
※料金は変更になる場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
取り出したSIMカードの正しい保管方法
取り出したSIMカードは、紛失・静電気・曲がり防止のために適切に保管しましょう。
- 元のSIMカードが入っていた台紙や袋に入れて保管
- 専用のSIMカードケース(100均・家電量販店で購入可能)に入れる
- 金属接点面を上向きにして平らな場所に置く
- 財布の中やポケットに裸で入れるのは避ける(静電気・曲がり・汚れのリスクあり)
SIMカードを取り出したあと|乗り換え・機種変更の次のステップ
SIMカードを取り出す目的の多くは、格安SIMへの乗り換え・機種変更・海外用SIMへの差し替えのどれかではないでしょうか。それぞれの次のステップを確認しておきましょう。
格安SIMへの乗り換えを検討している人へ
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えると、月々の料金を大幅に下げられる可能性があります。ただし、乗り換え前にはいくつか注意点があります。
📋 乗り換え前のチェックリスト
□ SIMロック解除は済んでいるか(2021年10月以降販売の端末は原則SIMロックなし)
□ 新しいSIMカードのサイズは現在の端末に合っているか
□ MNP(電話番号ポータビリティ)の予約番号を取得したか
□ 現在のキャリアの解約違約金・残債(分割払い)は確認したか
□ 乗り換え先の通信エリア・対応バンドは確認したか
□ 引き継ぎたいデータ(写真・連絡先・LINEなど)はバックアップ済みか
格安SIMに乗り換えた後の実際の使用感については、利用者のレビューを調査してみると参考になります。特に「夜間の速度低下」「地下鉄でのつながりにくさ」など、スペック表には出てこないリアルな声が参考になります。
SIMカードに関するより詳しい情報や、乗り換え先の選び方については c-journey.tokyo でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
eSIMへの切り替えを考えている人へ
「物理SIMカードを毎回差し替えるのが面倒」という方には、eSIM(組み込み型SIM)への切り替えも選択肢の一つです。
eSIMのメリット・デメリットを簡単にまとめます。
| eSIM | 物理SIM | |
|---|---|---|
| 切り替えの手間 | アプリ・QRコードで完結 | 物理カードの差し替えが必要 |
| 端末の水没耐性 | トレイ開口部がない分やや有利 | トレイ部分から浸水リスクあり |
| 対応キャリア | 主要キャリア・格安SIM多数対応 | ほぼすべてのキャリアに対応 |
| 端末の対応状況 | iPhone XS以降・最新Android一部 | ほぼすべての端末に対応 |
| 紛失リスク | カード紛失なし | カード紛失・破損リスクあり |
eSIMは便利な反面、端末が故障・水没した際にデータの引き継ぎが複雑になるケースもあります。自分の使い方に合っているかどうか、事前に確認してから切り替えましょう。
eSIMの詳しい設定方法や各キャリアの対応状況については、c-journey.tokyo でも詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. SIMカードを取り出したまましばらく放置してもいい?
A. 問題ありませんが、SIMカードは静電気・ほこり・曲げに弱いため、適切なケースに入れて保管してください。長期間放置する場合は特に注意が必要です。
Q. SIMカードを取り出すと電話番号は消えるの?
A. 電話番号はSIMカードに紐づいているため、SIMを別の端末に挿せば同じ番号で使えます。ただし、端末本体に保存している連絡先データはSIMとは別管理なので、バックアップを取っておきましょう。
Q. SIMカードの向きを逆に入れてしまったらどうなる?
A. SIMカードには切り欠き(角の1か所が斜めになっている部分)があり、正しい向きにしか入らないよう設計されています。無理に押し込まない限り、逆向きには刺さらないので安心してください。
Q. SIMトレイを落として床に当たり、曲がってしまった
A. 金属のトレイは少しの曲がりなら元に戻せる場合がありますが、無理に直そうとするとさらに変形するリスクもあります。キャリアショップや修理店に持ち込んで確認してもらうのが安全です。
Q. SIMカードを取り出した後、端末でWi-Fiは使えるの?
A. はい、SIMカードがなくてもWi-Fiへの接続は可能です。ただし、モバイルデータ通信・電話・SMS機能は使えなくなります。
Q. 他のキャリアのSIMを試しに挿してみてもいい?
A. SIMロックが解除されている端末であれば、他社のSIMを挿して動作確認することは可能です。ただし、SIMロックがかかったままの端末では「SIMカードが使えません」と表示されます。SIMロック解除の手続きはキャリアの公式サイトや店舗で行えます。
まとめ:SIMカードの出し方で迷ったらこの記事に戻ってきてください
SIMカードの取り出しは、手順さえ知っていれば難しい作業ではありません。ただ、機種によってトレイの位置が違ったり、慣れないうちはピンの力加減に戸惑うこともあるのも事実です。
この記事のポイントをおさらいします。
- SIMカードを取り出す前に必ず電源をオフにする
- SIMピンはまっすぐ・やさしく押す。斜め・強引はNG
- iPhone 14・15の日本モデルはeSIM専用(物理SIMスロットなし)
- GalaxyはSIM+microSDが同じトレイ。両方落とさないよう注意
- ピンがなければ安全ピン(まち針)が最も安全な代用品
- 取り出したSIMはケースに入れて静電気・曲がりから守る
- 乗り換えを検討中ならMNP予約番号の取得・バックアップを先に済ませる
格安SIMへの乗り換えやeSIMの設定方法など、SIMカードにまつわるより詳しい情報は c-journey.tokyo でも詳しく解説しています。乗り換えを検討中の方はぜひあわせてご覧ください。
※本記事の料金・仕様情報は2026年3月時点のものです。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。


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