ルーターとワイファイの違いを図解!初心者向け完全ガイド
「ルーター」と「Wi-Fi(ワイファイ)」って、同じものだと思っていませんか?
家電量販店に行くと「Wi-Fiルーター」という商品名を見かけるし、インターネット回線を契約するときにも「ルーターが必要です」と言われたり。正直なところ、何がどう違うのか分からなくて困ってしまいますよね。
実は私も、最初はこの2つをごちゃ混ぜにしていました。「Wi-Fiが使いたいからルーターを買えばいいんでしょ?」くらいの認識だったんです。でも、きちんと理解してみると、インターネット環境を整えるのがずっとスムーズになりました。
この記事では、ルーターとWi-Fiの違いを初心者の方にも分かりやすく図解で説明します。難しい専門用語は使わず、「なるほど、そういうことだったのか!」と納得していただける内容を目指しました。
記事を読み終わる頃には、家電量販店で自信を持ってルーターを選べるようになっているはずです。それでは、一緒に見ていきましょう。
ルーターとWi-Fiの違いを一言で説明すると?
まず結論から申し上げます。
ルーターは「機器の名前」で、Wi-Fiは「無線通信の規格名」です。
つまり、ルーターとWi-Fiは、そもそもカテゴリーが違うものなんですね。これを理解すると、混乱がぐっと減ります。
ルーターは「機器」、Wi-Fiは「規格」という違い
例えば、こんな風に考えてみてください。
- ルーター:スマホやパソコンを複数つなぐための「箱(機械)」
- Wi-Fi:その箱が使う「無線でつなぐ技術の名前」
もう少し身近な例で言うと、「テレビ」と「地デジ放送」の関係に似ています。テレビは機械そのもので、地デジ放送はテレビが受信する電波の規格ですよね。それと同じように、ルーターは機器で、Wi-Fiはその機器が使う通信方式の一つなんです。
よくある誤解:「ルーター=Wi-Fi」ではない
多くの方が「ルーターがあればWi-Fiが使える」→「ルーター=Wi-Fi」と考えてしまいがちです。
確かに、Wi-Fiを使うためにはルーター(正確には無線ルーター)が必要なので、間違いとは言い切れません。ただ、厳密には違います。
ルーターには「有線ルーター」と「無線ルーター(Wi-Fiルーター)」の2種類があって、Wi-Fiを使えるのは無線ルーターの方だけなんです。このあたりは後ほど詳しく説明しますね。
大事なポイントは、「Wi-Fi」はあくまで無線通信の規格の名前であって、機器の名前ではないということです。
【基礎知識】ルーターとは何か?
それでは、まずルーターについて詳しく見ていきましょう。
ルーターの定義と役割
ルーターとは、複数のデバイス(スマホ、パソコン、タブレットなど)を同時にインターネットに接続するための機器です。
家庭に引かれているインターネット回線は、基本的に1本です。そのままでは1台のデバイスしか接続できません。でも、現代の家庭には、スマホが家族分あったり、パソコンやタブレット、ゲーム機、スマートテレビなど、インターネットにつなぎたいデバイスがたくさんありますよね。
そこで活躍するのがルーターです。ルーターは、1本のインターネット回線を「分配」して、複数のデバイスが同時にインターネットを使えるようにしてくれるんです。
ルーターがないとどうなる?
ルーターがない場合、インターネット回線に直接デバイスを1台だけ接続することになります。
例えば、パソコンだけをインターネットにつないでいる状態です。この場合、スマホでインターネットを使いたくなったら、パソコンのケーブルを抜いてスマホにつなぎ直す…という面倒なことをしなければいけません。
現代の生活では、家族それぞれがスマホを持っていて、さらにパソコンやタブレット、ゲーム機なども同時に使いたいですよね。ルーターがあるからこそ、これらが全部同時にインターネットを使えるんです。
IPアドレスの発行と変換の仕組み
少し専門的な話になりますが、ルーターの重要な役割をもう一つ説明しますね。
インターネットにつながるデバイスには、それぞれ「IPアドレス」という住所のようなものが必要です。IPアドレスがないと、インターネット上でデータの送り先が分からなくなってしまいます。
ルーターは、家の中のそれぞれのデバイスに個別のIPアドレスを発行して、外部のインターネットとつなぐためのIPアドレスに変換する役割を持っています。これを専門用語で「NAT(ナット)」と言います。
難しく感じるかもしれませんが、要するに「ルーターが交通整理をしてくれている」と考えればOKです。各デバイスから「このサイトを見たい!」というリクエストが来たときに、ルーターがそれを適切にインターネットに送り出し、返ってきたデータを正しいデバイスに届けてくれるわけですね。
【基礎知識】Wi-Fiとは何か?
次に、Wi-Fiについて詳しく見ていきましょう。
Wi-Fiの定義(無線LAN規格)
Wi-Fi(ワイファイ)とは、無線でインターネットに接続するための通信規格のことです。
「規格」というのは、簡単に言えば「共通のルール」のこと。世界中のメーカーがこのルールに従って機器を作ることで、どのメーカーのスマホやパソコンでも、どのメーカーのルーターでも、問題なく無線接続ができるようになっているんです。
もし規格が統一されていなかったら、「このスマホはA社のルーターじゃないとつながらない」「このパソコンはB社のルーターが必要」といった不便なことになってしまいますよね。Wi-Fiという共通規格があるおかげで、私たちはそんな心配をせずに済んでいます。
Wi-Fiの歴史と由来(Wireless Fidelity)
Wi-Fiという名前は、「Wireless Fidelity(ワイヤレス・フィデリティ)」の略だと言われています。Wirelessは「無線の」、Fidelityは「忠実度」という意味です。
1999年に「Wi-Fi Alliance(ワイファイ・アライアンス)」という団体が設立され、Wi-Fiという名前とマークが作られました。この団体が認証した機器には「Wi-Fi」のマークが付けられ、「この製品は正しくWi-Fi通信ができますよ」という保証になっています。
今では、スマホでもパソコンでもゲーム機でも、ほとんどの機器にWi-Fiマークが付いていますよね。それだけWi-Fiが世界標準の規格として普及しているということです。
Wi-Fi規格の種類(Wi-Fi 6、Wi-Fi 7など)
Wi-Fiには、実はいくつかの「バージョン」があります。技術の進歩に合わせて、より速く、より安定した通信ができる新しい規格が登場してきました。
2018年からは、分かりやすくするために世代ごとに番号が付けられるようになりました。
| 世代名 | 技術名 | 最大通信速度 | 登場時期 |
|---|---|---|---|
| Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2009年 |
| Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 2014年 |
| Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2019年 |
| Wi-Fi 6E | IEEE 802.11ax(6GHz帯対応) | 9.6Gbps | 2021年 |
| Wi-Fi 7 | IEEE 802.11be | 46Gbps | 2024年 |
現在主流なのは「Wi-Fi 6」です。ルーターを選ぶときは、最低でもWi-Fi 5以上、できればWi-Fi 6に対応したものを選ぶと、快適にインターネットが使えますよ。
最新の「Wi-Fi 7」は、対応機器がまだ少ないですが、今後普及していくと思われます。4K・8K動画のストリーミングやオンラインゲーム、VR・ARなど、大容量・低遅延が求められる用途では特に威力を発揮するでしょう。
ルーターの種類を徹底比較
ルーターにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
有線ルーター
有線ルーターは、LANケーブルを使って有線接続のみができるルーターです。
昔はこのタイプが主流でしたが、最近ではほとんど見かけなくなりました。というのも、今は有線接続と無線接続の両方ができる「無線ルーター」が主流だからです。
有線接続のメリットは、通信速度が速く、安定していること。無線と違って電波の干渉を受けないので、オンラインゲームや大容量ファイルのダウンロードなど、速度と安定性が重要な場面では有線接続が有利です。
無線ルーター(Wi-Fiルーター)
無線ルーターは、Wi-Fiによる無線接続ができるルーターです。「Wi-Fiルーター」と呼ばれることも多いですね。
現在、家庭用として販売されているルーターのほとんどがこのタイプです。無線ルーターには通常、LANポート(有線接続用の差し込み口)も付いているので、有線接続も無線接続も両方できます。
無線接続の最大のメリットは、ケーブルが不要で、家中どこでもインターネットが使えること。スマホやタブレットなど、LANケーブルを差せない機器でもインターネットが使えます。
また、配線がごちゃごちゃせず部屋がスッキリするのも嬉しいポイントです。掃除もしやすくなりますし、模様替えの時もケーブルを気にせず家具を動かせます。
モバイルルーター
モバイルルーターは、持ち運びできる小型のルーターです。
スマホくらいのサイズで、充電式なので外出先でも使えます。携帯電話の電波(4G/5G回線)を使ってインターネットに接続し、その電波をWi-Fiに変換して、スマホやパソコンをインターネットにつなぎます。
営業や出張が多い方、カフェで仕事をすることが多い方、旅行先でもインターネットを使いたい方などに人気です。
ただし、月々のデータ通信量に制限があったり、固定回線に比べると通信速度が遅かったり不安定だったりする場合があります。
ホームルーター
ホームルーターは、コンセントに挿すだけで使える据え置き型のルーターです。
モバイルルーターと同じく携帯電話の電波を使いますが、持ち運びはせず自宅に置いて使います。モバイルルーターよりもアンテナが強力で、同時接続台数も多いのが特徴です。
最大のメリットは、工事不要ですぐに使い始められること。光回線を引くには工事が必要で、申し込みから開通まで数週間かかることもありますが、ホームルーターなら機器が届いたその日からインターネットが使えます。
引っ越しが多い方や、工事ができない賃貸住宅に住んでいる方、すぐにインターネット環境が欲しい方におすすめです。
ただし、光回線に比べると通信速度は劣りますし、データ通信量に制限がある場合もあります。大容量の動画を頻繁に見たり、家族全員で同時に使ったりする場合は、速度制限にかかる可能性があるので注意が必要です。
それぞれのメリット・デメリット比較表
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 有線ルーター | ・通信速度が速く安定 ・セキュリティが高い ・電波干渉を受けない |
・ケーブルが必要で配線が煩雑 ・スマホやタブレットは接続不可 ・ほとんど市販されていない |
| 無線ルーター (Wi-Fiルーター) |
・ケーブル不要で家中どこでも使える ・複数端末を同時接続可能 ・有線接続もできる ・配線がスッキリ |
・有線に比べると速度や安定性で劣る ・電波が届かない場所もある ・セキュリティ設定が必要 |
| モバイルルーター | ・外出先でも使える ・工事不要 ・持ち運びが簡単 ・引っ越し時も楽 |
・データ通信量に制限あり ・バッテリー充電が必要 ・固定回線より速度が遅い ・電波状況に左右される |
| ホームルーター | ・工事不要ですぐ使える ・コンセントに挿すだけ ・引っ越し時も簡単 ・同時接続台数が多い |
・光回線より速度が遅い ・データ通信量に制限がある場合も ・電波状況に左右される ・持ち運びはできない |
混同しやすい機器との違いを整理
インターネット関連の機器には、ルーター以外にもいろいろな種類があります。名前を聞いたことはあるけど、何が違うのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。ここで整理しておきましょう。
モデムとの違い
モデムは、アナログ信号とデジタル信号を相互に変換する機器です。
昔のADSL回線(電話回線を使ったインターネット)では、電話線を通ってくる「アナログ信号」を、パソコンが理解できる「デジタル信号」に変換する必要がありました。その変換作業をするのがモデムです。
ただ、現在主流の光回線ではモデムは使いません。代わりに「ONU」という機器を使います(後述)。
違いのポイント:
- モデム:信号を変換する装置(1台しか接続できない)
- ルーター:複数のデバイスをインターネットにつなぐ装置
モデムとルーターは役割が違うので、基本的には両方必要です。モデムで変換した信号を、ルーターが複数のデバイスに分配する、という流れになります。
ONU(光回線終端装置)との違い
ONUは「Optical Network Unit(オプティカル・ネットワーク・ユニット)」の略で、光信号をデジタル信号に変換する装置です。
光回線を契約すると、業者が設置してくれる小さな箱がONUです。光ファイバーケーブルから届く「光信号」を、パソコンやルーターが理解できる「電気信号(デジタル信号)」に変換してくれます。
役割としては、ADSL時代のモデムと同じようなものですね。ただ、変換する信号の種類が違います。
違いのポイント:
- ONU:光信号をデジタル信号に変換(光回線で使用)
- ルーター:複数のデバイスをインターネットにつなぐ装置
ONUとルーターも、基本的には両方必要です。ONUで変換した信号を、ルーターが各デバイスに配るイメージです。
ただし最近は、ONUとルーターが一体になった「ホームゲートウェイ」という機器を提供している回線業者も多いです。その場合、1台で両方の役割を果たしてくれるので便利ですね。
ハブとの違い
ハブは、LANケーブルの差し込み口を増やすための機器です。電源タップ(延長コード)のLAN版、と考えると分かりやすいでしょう。
ルーターには通常、LANポートが4つくらい付いています。でも、有線接続したいデバイスが5台、6台とある場合、ポートが足りなくなってしまいますよね。そんなとき、ハブを使えばポート数を増やせます。
違いのポイント:
- ハブ:LANケーブルの差し込み口を増やすだけの装置(通信制御機能はない)
- ルーター:複数のデバイスをインターネットにつなぐ装置(通信制御機能あり)
ハブはあくまで「補助的な機器」で、ネットワーク構築に必須というわけではありません。ルーターのポートで足りるなら、ハブは不要です。
中継器との違い
中継器は、Wi-Fiの電波を中継して、届く範囲を広げる機器です。
Wi-Fiルーターから離れた部屋や、壁で仕切られた場所では、電波が弱くなってインターネットが遅くなったり、つながらなくなったりすることがあります。そんなとき、ルーターと弱い場所の中間地点に中継器を置くと、電波を強めて届けてくれます。
違いのポイント:
- 中継器:Wi-Fiの電波を中継して範囲を広げる装置
- ルーター:インターネットとデバイスをつなぐ装置
中継器は、Wi-Fi環境がすでにある場所で使う機器です。ルーターがないと中継器も機能しません。
一戸建てで2階・3階まで電波を届けたい場合や、広いマンションで端の部屋まで電波が届かない場合などに便利です。
メッシュWi-Fiとの違い
メッシュWi-Fiは、複数のルーター(親機と子機)を連携させて、家中に網目(メッシュ)状のWi-Fiネットワークを作る仕組みです。
中継器と似ていますが、メッシュWi-Fiの方がより高性能です。中継器は単純に電波を中継するだけですが、メッシュWi-Fiは複数の機器が協力して、最適な経路で電波を届けてくれます。
例えば、リビングから2階の寝室に移動したとき、中継器の場合は手動で接続先を切り替える必要があることもあります。でもメッシュWi-Fiなら、自動的に最適な親機・子機に接続を切り替えてくれるので、途切れることなくスムーズにインターネットが使えます。
違いのポイント:
- メッシュWi-Fi:複数のルーターが連携して最適なネットワークを構築
- 通常のルーター:単独でWi-Fiを飛ばす
メッシュWi-Fiは中継器よりも価格が高めですが、広い家や複雑な間取りの家では、安定した高速通信が期待できます。
インターネット接続に必要な機器の全体像
ここまでいろいろな機器を紹介してきましたが、「結局、何が必要なの?」と混乱してしまった方もいるかもしれませんね。全体像を図で整理しましょう。
光回線の場合の接続図
光回線の場合、基本的には以下の機器が必要です:
- ONU(光回線終端装置):光信号を電気信号に変換
- Wi-Fiルーター:複数のデバイスをインターネットに接続
ただし、回線業者によっては「ホームゲートウェイ」という、ONUとルーター機能が一体になった機器を提供している場合もあります。その場合は1台で済むので、配線もシンプルになります。
モバイル回線の場合の接続図
ホームルーターやモバイルルーターの場合は、機器1台だけでOKです。ONUも別途ルーターも不要なので、シンプルですね。
インターネット回線とプロバイダの役割
インターネットを使うには、「回線」と「プロバイダ」の両方が必要です。これも混同しやすいポイントなので、簡単に説明しておきますね。
- 回線:データが通る「道路」のようなもの(例:NTTの光回線、auひかりなど)
- プロバイダ:その道路をインターネットにつなげる「料金所」のようなもの(例:@nifty、BIGLOBEなど)
道路があっても料金所がなければインターネットにはつながりません。だから両方が必要なんですね。
最近は「光コラボ」という仕組みで、回線とプロバイダがセットになったサービスも増えています。その場合は、1つの契約で両方まとめて契約できるので楽ですよ。
有線LANと無線LAN(Wi-Fi)の違い
ここまでルーターやWi-Fiについて説明してきましたが、「有線LAN」と「無線LAN」という言葉も出てきましたね。この2つの違いも押さえておきましょう。
有線LANの仕組みとメリット・デメリット
有線LANは、LANケーブルを使ってデバイスをインターネットに接続する方法です。
ルーターとパソコンを物理的にケーブルでつなぐので、通信が安定していて速度も速いのが特徴です。
メリット:
- 通信速度が速く、安定している
- 電波干渉の影響を受けない
- セキュリティが高い(物理的につながっているデバイスしか接続できない)
- 遅延が少ない(オンラインゲームや株取引などに有利)
デメリット:
- ケーブルが必要で配線が煩雑になる
- ケーブルが届く範囲でしか使えない
- スマホやタブレットなど、LANポートがない機器は接続できない
- 部屋の模様替えがしにくい
無線LAN(Wi-Fi)の仕組みとメリット・デメリット
無線LANは、電波を使ってデバイスをインターネットに接続する方法です。Wi-Fiは無線LANの規格の一つですが、現在はほとんどの無線LANがWi-Fi規格を使っているので、「無線LAN≒Wi-Fi」と考えて問題ありません。
メリット:
- ケーブルが不要で配線がスッキリ
- 家中どこでも使える(電波が届く範囲内)
- スマホ、タブレット、ゲーム機など、あらゆる機器が接続できる
- 複数台を同時に接続できる
- 掃除や模様替えが楽
デメリット:
- 有線に比べると通信速度が遅く、不安定になることがある
- 壁や障害物、他の電波の影響を受ける
- 電波が届かない場所では使えない
- セキュリティ設定をしないと不正アクセスのリスクがある
どちらを選ぶべき?使い分けのポイント
有線と無線、どちらを選ぶべきかは、用途によって変わります。
有線LANが向いているケース:
- デスクトップパソコンなど、動かさない機器を接続する
- オンラインゲームや株取引など、速度と安定性が重要
- 4K・8K動画の編集など、大容量データを扱う
- 仕事で使うパソコンで、セキュリティを重視したい
無線LAN(Wi-Fi)が向いているケース:
- スマホやタブレットを接続する
- ノートパソコンをいろいろな場所で使いたい
- 配線をスッキリさせたい
- 複数の部屋で同時にインターネットを使いたい
- 家族それぞれが自分のデバイスを使う
実は、両方を併用するのが一番おすすめです。
無線ルーターには通常、LANポートも付いているので、デスクトップパソコンやゲーム機は有線でつないで、スマホやタブレットは無線でつなぐ、という使い分けができます。
こうすることで、それぞれのメリットを活かせますよ。
Wi-Fiを使うメリットとは?
改めて、Wi-Fiを使うメリットを整理しておきましょう。
配線不要でスッキリ
Wi-Fiの一番のメリットは、やはりケーブルが不要なことです。
有線接続だと、ルーターから各デバイスまでLANケーブルを這わせる必要があります。家族4人がそれぞれパソコンやゲーム機を使うとなると、ケーブルだらけになってしまいますよね。
Wi-Fiなら、ルーター1台置くだけ。配線がすっきりして、部屋が広く感じられます。小さなお子さんやペットがいる家庭では、ケーブルに引っかかる心配もなくなります。
スマホの通信量を節約できる
スマホは通常、携帯電話会社の4G/5G回線を使ってインターネットにつながっています。でも、この回線には「月7GB まで」といったデータ通信量の制限があることが多いですよね。
制限を超えてしまうと、通信速度が極端に遅くなって、動画はおろかWebページを見るのも一苦労…という経験、ありませんか?
家でWi-Fiを使えば、スマホの通信量を使わずにインターネットができます。動画を見たり、アプリをダウンロードしたりしても、スマホの通信量は減りません。
Wi-Fi環境があれば、スマホの契約プランを安いものに変更できるかもしれませんね。そうすれば、毎月のスマホ代の節約にもなります。
複数端末を同時接続できる
現代の家庭には、インターネットにつなぎたいデバイスがたくさんあります。
- 家族それぞれのスマホ
- パソコンやタブレット
- ゲーム機(Nintendo SwitchやPlayStationなど)
- スマートテレビ
- スマートスピーカー(Amazon EchoやGoogle Homeなど)
- スマート家電(エアコン、照明、ロボット掃除機など)
Wi-Fiルーターなら、これらを全部同時にインターネットにつなげます。機種にもよりますが、10台、20台、中には50台以上を同時接続できるルーターもあります。
家族全員がそれぞれのデバイスで動画を見たり、ゲームをしたり、仕事をしたり…そんな使い方ができるのは、Wi-Fiのおかげなんですね。
家中どこでもインターネットが使える
Wi-Fiの電波が届く範囲内なら、家のどこでもインターネットが使えます。
リビングでくつろぎながらタブレットで動画を見たり、寝室でスマホでSNSをチェックしたり、庭やベランダでノートパソコンを使ったり。場所を選ばずに快適にインターネットが楽しめます。
有線接続だと、ケーブルが届く範囲でしか使えませんし、ケーブルを持ち歩くわけにもいきません。Wi-Fiなら、そんな制約から解放されます。
最近では、在宅ワークをする方も増えていますよね。Wi-Fiがあれば、リビングでも書斎でも、その日の気分で作業場所を変えられます。気分転換にもなって、仕事の効率も上がるかもしれませんね。
ルーターの選び方|失敗しないためのチェックポイント
「よし、Wi-Fiルーターを買おう!」と思っても、家電量販店に行くとたくさんの種類があって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、ルーター選びで押さえておくべきポイントをご紹介します。
通信速度で選ぶ(Wi-Fi規格の確認)
まず確認したいのが、対応しているWi-Fi規格です。
前述したように、Wi-Fiには世代があります。新しい規格ほど通信速度が速く、たくさんの機器を同時につないでも安定します。
現在販売されているルーターは、最低でも「Wi-Fi 5」、多くは「Wi-Fi 6」に対応しています。これから買うなら、Wi-Fi 6対応のルーターを選ぶのがおすすめです。
ただし、ルーターだけでなく、接続するデバイス(スマホやパソコン)もWi-Fi 6に対応している必要があります。古いスマホやパソコンだとWi-Fi 5までしか対応していないこともあるので、確認してみてください。
もちろん、Wi-Fi 6のルーターでWi-Fi 5のデバイスも使えます(下位互換性があります)。将来的にデバイスを買い替えることを考えると、今からWi-Fi 6対応のルーターを買っておくと長く使えますよ。
接続台数で選ぶ
ルーターには、同時に接続できるデバイスの台数に上限があります。
例えば、「推奨接続台数:10台」と書かれていたら、10台くらいまでなら快適に使えるという意味です。それ以上つなぐと、通信速度が遅くなったり、不安定になったりする可能性があります。
家族の人数や、持っているデバイスの数を考えて選びましょう。
選び方の目安:
- 一人暮らし:5〜10台程度
- 2〜3人家族:10〜20台程度
- 4人以上の家族:20〜30台以上
スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム機、スマート家電…と数えていくと、意外とたくさんのデバイスがあることに気づくはずです。少し余裕を持った台数のルーターを選ぶと安心ですよ。
間取り・使用環境で選ぶ
Wi-Fiの電波は、障害物があると弱くなります。壁や床、家具などで遮られると、電波が届きにくくなるんですね。
そのため、家の広さや間取りに合ったルーターを選ぶことが大切です。
多くのルーターには、「推奨環境」として間取りの目安が書かれています。
選び方の目安:
- ワンルーム〜1LDK:小型ルーター(アンテナ内蔵型など)
- 2LDK〜3LDK(マンション):中型ルーター
- 3LDK以上(マンション)、2階建て戸建て:高性能ルーター(アンテナ複数)
- 3階建て戸建て、広い家:ハイエンドルーター、またはメッシュWi-Fi
アンテナが外付けで本数が多いルーターほど、電波が遠くまで届きやすくなります。「アンテナ4本」などと表記されているので、チェックしてみてください。
IPv6対応の有無
IPv6(アイピーブイシックス)は、新しいインターネット接続方式です。
従来のIPv4は、インターネット利用者が増えすぎて混雑しやすくなっています。夜の時間帯など、みんながインターネットを使う時間は特に遅くなりがちです。
IPv6は、混雑を避けて快適に通信できる方式です。IPv6に対応したルーターと回線サービスを使えば、通信速度が速く、安定しやすいというメリットがあります。
最近のルーターは大半がIPv6に対応していますが、念のため確認しておきましょう。また、プロバイダもIPv6に対応している必要があるので、契約しているプロバイダに確認してみてくださいね。
アンテナ数とビームフォーミング機能
ルーターのスペック表を見ると、「2×2」「4×4」といった表記があります。これはアンテナの本数を表しています。
アンテナが多いほど、通信速度が速く、電波が遠くまで届きやすくなります。また、複数のデバイスを同時につないでも速度が落ちにくくなります。
「4×4」なら、送信用アンテナが4本、受信用アンテナが4本という意味です。広い家や、たくさんのデバイスを使う家庭では、アンテナ数の多いルーターを選ぶといいでしょう。
また、ビームフォーミングという機能もチェックしてみてください。
通常、Wi-Fiの電波はルーターから360度、あらゆる方向に飛んでいきます。でもビームフォーミング機能があると、接続しているデバイスの方向を狙って、集中的に電波を送ることができます。
これにより、離れた場所や障害物がある場所でも、通信速度が落ちにくくなるんです。特にスマホで動画を見たり、ゲームをしたりする方には嬉しい機能ですね。
価格帯別おすすめの選び方
ルーターの価格は、安いものだと3,000円程度から、高いものだと3万円以上まで、かなり幅があります。
エントリーモデル(3,000〜6,000円程度):
- 一人暮らしやワンルームに最適
- 基本的な機能は十分
- 接続台数が少ない(5〜10台程度)
- Wi-Fi 5対応が多い
ミドルレンジモデル(7,000〜15,000円程度):
- 2〜3人家族に最適
- Wi-Fi 6対応
- 接続台数は10〜20台程度
- 2LDK〜3LDKのマンション、2階建て戸建てに対応
ハイエンドモデル(15,000円〜):
- 4人以上の家族、広い家に最適
- Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7対応
- 接続台数30台以上
- アンテナ多数、高速通信
- メッシュWi-Fi対応モデルも
価格が高いほど性能は良くなりますが、必ずしも高いものを買う必要はありません。自分の使用環境に合ったものを選ぶのが一番です。
Wi-Fi接続の設定方法|スマホ・パソコン別
ルーターを買ってきたら、次は実際に接続設定をしましょう。難しそうに感じるかもしれませんが、実はとても簡単です。
スマホでのWi-Fi接続手順
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- Wi-Fiをオンにする
- ネットワーク一覧から、自分のルーターの名前(SSID)を選ぶ
- パスワード(暗号化キー)を入力
- 「接続」をタップ
Androidの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」をタップ
- Wi-Fiをオンにする
- ネットワーク一覧から、自分のルーターの名前(SSID)を選ぶ
- パスワード(暗号化キー)を入力
- 「接続」をタップ
ルーターの側面や底面に、SSIDとパスワードが書かれたシールが貼ってあるはずです。それを見ながら入力すればOKです。
一度接続すれば、次からは自動的につながるようになります。パスワードを毎回入力する必要はありません。
パソコンでのWi-Fi接続手順
Windows 11の場合:
- 画面右下のタスクバーで、Wi-Fiアイコンをクリック
- ネットワーク一覧から、自分のルーターの名前(SSID)を選ぶ
- 「接続」をクリック
- パスワード(暗号化キー)を入力
- 「次へ」をクリック
Macの場合:
- 画面右上のメニューバーで、Wi-Fiアイコンをクリック
- 「Wi-Fiをオンにする」を選択(すでにオンの場合は不要)
- ネットワーク一覧から、自分のルーターの名前(SSID)を選ぶ
- パスワード(暗号化キー)を入力
- 「接続」をクリック
QRコード接続やWPSボタンの使い方
最近のルーターには、もっと簡単に接続できる機能が付いています。
QRコード接続:
ルーターに付属の説明書や、本体のシールにQRコードが印刷されている場合があります。スマホのカメラアプリでこのQRコードを読み取るだけで、自動的に接続設定ができる機種もあります。とても便利ですね。
WPSボタン:
ルーター本体に「WPS」と書かれたボタンがあれば、これを使って簡単に接続できます。
- スマホやパソコンのWi-Fi設定画面を開く
- 「WPSで接続」などの項目を選ぶ
- ルーター本体のWPSボタンを長押し(数秒間)
- 自動的に接続完了
WPSを使えば、パスワードを入力する必要もありません。ただし、デバイス側もWPSに対応している必要があります。
Wi-Fiがつながらない時の対処法
Wi-Fiを使っていると、「急につながらなくなった」「遅くなった」ということがありますよね。そんなときの対処法をご紹介します。
ルーターに近づいてみる
Wi-Fiの電波は、ルーターから離れるほど弱くなります。特に壁や床で仕切られた別の部屋だと、電波が届きにくいことがあります。
まずはルーターの近くに移動してみてください。それでつながるようなら、電波が弱いことが原因です。
対策としては、ルーターの設置場所を変える、中継器を使う、メッシュWi-Fiを導入するなどの方法があります。
Wi-Fi機能を一度オフにして再度オンにする
スマホやパソコンのWi-Fi機能に一時的な不具合が起きている場合があります。
そんなときは、Wi-Fiを一度オフにして、10秒ほど待ってから再度オンにすると解決することが多いです。
スマホなら、機内モードをオン→オフにするのも効果的です。
ルーターの電源ケーブルが抜けていないか確認
意外と見落としがちなのが、ルーターの電源です。
掃除のときや、家具を動かしたときなどに、電源ケーブルが抜けてしまっていることがあります。ルーター本体のランプが点灯しているか確認してみてください。
また、LANケーブルがきちんと差し込まれているかも確認しましょう。ケーブルが緩んでいると、インターネットにつながりません。
ルーターの再起動方法
多くのトラブルは、ルーターを再起動するだけで解決します。
パソコンやスマホと同じで、ルーターも長時間使い続けていると、内部のメモリがいっぱいになったり、処理が遅くなったりすることがあります。
再起動の手順:
- ルーターの電源を切る(電源ボタンを押すか、コンセントを抜く)
- 30秒〜1分ほど待つ
- 電源を入れる
- ランプが正常に点灯するまで2〜3分待つ
- スマホやパソコンで接続できるか確認
ONUも一緒に再起動すると、さらに効果的です。ONUを先に再起動して、次にルーターを再起動するといいでしょう。
設置場所の見直し
ルーターの設置場所によって、Wi-Fiの電波の届き方が大きく変わります。
避けるべき場所:
- 床に直置き(電波が広がりにくい)
- 部屋の隅(電波が偏る)
- 金属製の棚の中や裏(電波が遮られる)
- 電子レンジの近く(電波干渉が起きる)
- 水槽の近く(水は電波を吸収する)
- 窓際(電波が外に逃げる)
おすすめの場所:
- 家の中心に近い場所
- 床から1〜2mの高さ(棚の上など)
- 周囲に障害物がない開けた場所
- よく使う部屋に近い場所
設置場所を変えるだけで、電波状況がかなり改善することもあります。いろいろな場所を試してみてください。
ルーターの購入方法と入手先
ルーターは、どこで買えるのでしょうか?主な入手方法をご紹介します。
家電量販店で購入する
ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、エディオンなどの家電量販店で購入できます。
メリット:
- 実物を見て選べる
- 店員さんに相談できる
- すぐに持ち帰れる
- ポイントが貯まる
デメリット:
- ネット通販より価格が高いことがある
- 在庫がないことがある
初めてルーターを買う方や、どれを選べばいいか分からない方は、店員さんに相談できる家電量販店がおすすめです。
ネット通販で購入する
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販でも購入できます。
メリット:
- 価格が安いことが多い
- 豊富な種類から選べる
- レビューを参考にできる
- 自宅まで配送してくれる
デメリット:
- 実物を見られない
- 届くまで時間がかかる
- 初期不良があった場合の交換が面倒
ある程度機種を決めている方、価格を重視する方は、ネット通販が便利です。
光回線・プロバイダからレンタルする
光回線やプロバイダを契約すると、ルーターを無料または有料でレンタルできることがあります。
メリット:
- 初期費用を抑えられる
- 故障時に無料で交換してもらえる
- 設定を業者がやってくれる場合もある
- 最適な機種を選んでくれる
デメリット:
- 毎月のレンタル料がかかる(月額300〜500円程度)
- 長期間使うと、購入するより高くつく
- 解約時に返却が必要
- 最新機種ではないことがある
それぞれのメリット・デメリット
どの方法が一番いいかは、人によって違います。
- 初心者の方:家電量販店で店員さんに相談しながら購入
- 価格重視の方:ネット通販で比較して購入
- 手間をかけたくない方:プロバイダからレンタル
- 最新機種を使いたい方:自分で購入
私のおすすめは、自分で購入することです。初期費用はかかりますが、長期的に見ればレンタルより安くなりますし、好きな機種を選べます。
最近のルーターは、設定も簡単になっているので、初心者の方でも大丈夫ですよ。説明書通りにやれば、10分程度で接続できます。
専門家が教える!ルーターを長く使うコツ
ルーターを買ったら、できるだけ長く、快適に使いたいですよね。ここでは、ルーターを長持ちさせるコツをお伝えします。
セキュリティ対策の重要性
Wi-Fiは便利ですが、セキュリティ対策をしないと危険です。
暗号化されていないWi-Fiを使っていると、他人に勝手に接続されたり、通信内容を盗み見られたりする可能性があります。
必ずやっておくべきこと:
- 暗号化方式を「WPA3」または「WPA2」に設定
「WEP」という古い方式は脆弱なので使わないでください。最新のルーターはWPA3に対応しています。 - 初期パスワードを変更する
ルーターのシールに書かれているパスワードは、できれば自分で決めた複雑なパスワードに変更しましょう。 - SSID(ネットワーク名)をステルス化する
ネットワーク名を見えなくすることで、第三者からの接続を防ぎやすくなります。
これらの設定は、ルーターの管理画面から変更できます。説明書に詳しい手順が載っているはずです。
定期的な再起動のすすめ
前述しましたが、ルーターは定期的に再起動すると調子が良くなります。
おすすめは、月に1回程度の再起動です。例えば「毎月1日に再起動する」と決めておくといいでしょう。
再起動することで、ルーター内部のメモリがリセットされ、動作が軽くなります。通信速度が落ちてきたな、と感じたら再起動してみてください。
設置場所の工夫(避けるべき場所)
先ほども触れましたが、ルーターの設置場所はとても重要です。
特に避けたいのは、以下のような場所です:
- 熱がこもる場所:ルーターは熱に弱いです。通気性の悪い場所に置くと、故障の原因になります。
- 直射日光が当たる場所:高温になると寿命が縮みます。
- ホコリが溜まりやすい場所:ホコリが内部に入ると、熱がこもりやすくなります。
ルーターは、風通しの良い、涼しい場所に置きましょう。定期的にホコリを拭き取ることも大切です。
ファームウェアのアップデート
ルーターには「ファームウェア」という、動作を制御するソフトウェアが入っています。
メーカーは定期的に、ファームウェアの更新版を公開しています。更新することで、セキュリティの脆弱性が修正されたり、新しい機能が追加されたり、動作が安定したりします。
最近のルーターは、自動でアップデートしてくれる機種も多いです。設定画面で「自動アップデート」がオンになっているか確認しておきましょう。
手動でアップデートする場合は、メーカーの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードして、ルーターの管理画面からアップデートします。説明書に手順が載っているはずです。
よくある質問(Q&A)
ここまで読んでいただいて、「まだ分からないことがある」という方もいるかもしれません。よくある質問をまとめましたので、参考にしてください。
Q1. Wi-Fiルーターと無線ルーターは同じもの?
A. はい、基本的に同じものです。
「Wi-Fiルーター」も「無線ルーター」も、無線でインターネット接続ができるルーターのことを指します。
厳密に言えば、「無線ルーター」はWi-Fi以外の無線通信規格を使うルーターも含みますが、現在市販されている無線ルーターのほとんどがWi-Fi規格を使っているので、実質的には同じと考えて問題ありません。
Q2. ルーターは買い替えが必要?
A. 5年くらいが買い替えの目安です。
ルーターの寿命は、一般的に4〜6年と言われています。もちろん、使い方や環境によって変わります。
買い替えを検討すべきサイン:
- 頻繁に接続が切れるようになった
- 通信速度が極端に遅くなった
- 再起動しても改善しない
- 購入から5年以上経っている
- 新しいWi-Fi規格(Wi-Fi 6など)が出た
また、引っ越して家が広くなった、家族が増えて接続台数が増えたなど、環境が変わった場合も買い替えを検討するといいでしょう。
Q3. モバイルルーターとホームルーターの違いは?
A. 持ち運びできるかどうかが大きな違いです。
| 項目 | モバイルルーター | ホームルーター |
|---|---|---|
| 持ち運び | できる | できない(据え置き型) |
| 電源 | バッテリー(充電式) | コンセント |
| 通信速度 | やや遅い | 比較的速い |
| 同時接続台数 | 5〜10台程度 | 20〜40台程度 |
| 向いている人 | 外出先でも使いたい人 | 自宅だけで使う人 |
Q4. 中継器は必要?
A. 家が広い、電波が届かない部屋がある場合は有効です。
ワンルームや1LDKなど、比較的狭い家なら中継器は不要です。Wi-Fiルーター1台で十分カバーできます。
ただし、以下のような場合は中継器の導入を検討してみてください:
- 2階建て、3階建ての戸建てで、上の階まで電波が届かない
- 広いマンションで、端の部屋まで電波が届かない
- 鉄筋コンクリートの建物で、壁が厚く電波が通りにくい
- ルーターから離れた部屋でも快適にWi-Fiを使いたい
中継器は3,000円程度から購入できます。高性能なルーターに買い替えるより安く済むこともあるので、まずは中継器を試してみるのもいいでしょう。
まとめ|ルーターとWi-Fiの違いを理解して快適なネット環境を
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
改めて、ルーターとWi-Fiの違いをおさらいしましょう。
- ルーター:複数のデバイスをインターネットに接続するための「機器」
- Wi-Fi:無線でインターネットに接続するための「通信規格」
この基本を押さえておけば、家電量販店で「Wi-Fiルーターください」と言っても、「無線ルーターください」と言っても、店員さんは同じ売り場に案内してくれます。もう混乱することはありませんね。
ルーターを選ぶときは、次のポイントをチェックしてみてください:
- Wi-Fi規格(Wi-Fi 6以上がおすすめ)
- 接続台数(家族の人数+デバイス数で判断)
- 間取り・広さ(推奨環境をチェック)
- IPv6対応
- 予算
インターネットは、今や生活に欠かせないインフラです。仕事でも、勉強でも、娯楽でも、快適なネット環境があるかどうかで、生活の質が大きく変わります。
「なんとなく遅いな」「つながりにくいな」と感じながら我慢している方は、ぜひこの機会にルーターを見直してみてください。新しいルーターに変えるだけで、びっくりするほど快適になることもあります。
また、設定や設置場所を少し工夫するだけでも、通信環境が改善することがあります。この記事で紹介したコツを、ぜひ試してみてくださいね。
最後になりましたが、もしこの記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
ルーターとWi-Fiの違いが分かれば、これからインターネット回線を契約するときや、機器を買い替えるときも、自信を持って選べるはずです。分からないことがあれば、家電量販店の店員さんや、プロバイダのサポートセンターに遠慮なく聞いてみてください。
皆さんのご家庭に、快適で安定したインターネット環境が整うことを願っています。
それでは、快適なネットライフをお楽しみください!


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